これまで「フェンディ 銀座店」の各フロアを紹介してきたが、3回目となる今回は、いよいよ3Fのファー/VIPサロンに潜入してみよう。通常はスタッフのアテンドがなければ入れないフロアなので、実際に足を運ぶ場合はご注意を! しっかりコロナウイルス対策をしつつ、リアルな体験を楽しみたいもの。やっぱりいいよね、お買い物!
3Fには国内店舗で初となるVIPサロン、そして世界初となるファーウェアのメイド・トゥ・オーダーが存在する。また、「ピーカブー」のメイド・トゥ・オーダーや高級腕時計も取り扱っている。ファーはフェンディにとって特別なアイテムで、専用のアトリエを設けているほど。フロア内にディスプレイされたファーウェアは、どれをとっても非常に繊細で芸術的だ。「フェンディ 銀座店」の最上階にあたるこのフロアからは、螺旋階段の中央が吹き抜けになった建物の構造がよくわかる。一流のセンスで集められた調度品といい、フェンディというブランドの本質を知ることができるフロアといえそうだ。
たくさんのバッグバグスが集まった特注品のソファが、フロアの片隅に何げなく展示されていたりする。さながらミニ・ミュージアムのようで、つい長居してしまいそう。
専用のアトリエで高度な技術を駆使して作られるフェンディのファーウェア。1点1点がアートピースのような存在感を放つ。ちなみにメイド・トゥ・オーダーは予約制となっている。
こちらがVIPルーム。温かみのあるヴィンテージ家具を中心に、壁面にはカール・ラガーフェルドのデッサン画が飾られ、こぢんまりとした居心地のいい空間を演出している。
4フロアを貫く螺旋階段を上から見下ろしたところ。リンゼイ・アデルマンによるライトはモジュール式になっており、上から下まで1本の木のようにつながっている。また、手すりはすべてレザー張りという贅沢さだ。
長年クリエイティブ・ディレクターを務め、フェンディの歴史に多大な影響をもたらしたカール・ラガーフェルド。昨年惜しくも亡くなったが、壁に飾られた自筆のデッサン画などから、その面影を偲ぶことができる。
通常、スタッフのアテンドがなければ入れない3Fのファー/VIPサロン。スペシャルな空間で、至高のメイド・トゥ・オーダーを楽しみたい。
3Fではフェンディのアイコンバッグ「ピーカブー」のメイド・トゥ・オーダーも実施している。膨大にあるサンプル素材を実際に見ながら決められるのは、リアル店舗ならではの魅力だ。
※以上、店内・商品の写真は特別に許可を得て撮影をしています(2020年7月中旬撮影)。シーズンやタイミングにより、店頭のアイテムは変わりますのでご注意ください。
営業時間/10:30〜20:30
住所/東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX内
問い合わせ/フェンディ ジャパン Tel.03-3514-6187
www.fendi.com
取材・文=野中邦彦/撮影=中村大輝(植野製作所)/構成=小林尚史(ENGINE編集部)
(ENGINE WEBオリジナル記事)
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