2020.08.15

LIFESTYLE

やっぱりいいよね、お買い物!◆ハウス オブ ディオール ギンザ #01 ウィメンズ編



ポストコロナの今だからこそ、あらためてリアルなショッピングの楽しさをお伝えしていくシリーズ「やっぱりいいよね、お買い物!」。今回はファッションの世界に大きな影響をあたえてきたディオールが、東京・銀座の商業施設GINZA SIX内にオープンした「ハウス オブ ディオール ギンザ」をご紹介します。国内外さまざまなブランドがひしめく銀座エリアにおいても、地下1階、地上4階からなる店舗はかなりの規模。GINZA SIXに入っているショップでは最大となるそうです。


エントランスを入るとまず目に飛び込んでくるのが、「2020 フォール コレクション」の華やかなディスプレイ。床面にはベルギー産のライムストーンが幾何学模様に敷き詰められています。建築家のピーター・マリノが手がけた内装、そして各フロアのディスプレイには、クチュールメゾンとしてのルーツ、そしてムッシュ ディオールが大切にした「アール ドゥ ヴィーヴル」(暮らしの美学)を感じることができるはず。最新のアイテムはもちろん、どんな楽しい仕掛けや工夫が用意されているのか、さっそくフロアごとに見ていきましょう。



吹き抜けになった壁面の上部に飾られた不思議なアート(写真)。これはスティールや真鍮などを使った彫刻を得意とする現代美術作家、タリク・キスワンソンによる作品です。光を受けてキラキラと輝く様子が、白を基調にしたシンプルな空間にイキイキとした躍動感を与えています。


 



右手にはサングラスやアクセサリー類を扱うコーナーが。姿見として利用できるよう、フロア壁面のあちこちにミラーが張られているのですが、これがどこか幻想的な雰囲気を醸しだしています。ミラーはやや前傾した角度に調整されていて、全身を映すと脚が長〜く見えるのもミソ。何となくテンションが上がってくる気がします。


 



左手には最新のバッグコレクションがずらり。ブランドのアイコンである「サドル」バッグをはじめ、男性でも見応えのあるディスプレイ構成になっています。天井からの光量を抑えつつ、スポットを強調するライティングも効果的。ショッピング体験を特別なものにする細やかな配慮は、やはり実際に足を運ばなければ味わえないものといえるでしょう。


 



2階ではウィメンズのシューズを中心に、バッグなども取り扱っています。煌びやかな1階とは打って変わって、ゆったりと寛ぎながらショッピングを楽しめる雰囲気になっています。こちらも白を基調にしたシンプルな空間ですが、床面のラインなどでモダンな印象を加えているのが見事です。


 



スリングバックのパンプスは、マリア・グラツィア・キウリがウィメンズのクリエイティブ・ディレクターに就任した2017年からの人気アイテム。リボン部分に名前やイニシャルを入れられるパーソナリゼーションにも対応しています。このパーソナリゼーションのサービスは、他にもバッグやメンズスニーカーなど多くのアイテムで実施されています。


 



3階フロアの一角では、カプセルコレクション「ディオールアムール」のポップインを展開中。突然現れるガーリーなディスプレイが、ショッピングの絶妙なスパイスになっています。同コレクションは、ムッシュ ディオールが「生命の色」と称した赤、そして彼が愛してやまなかったポルカドットのモチーフを中心に構成されています。1階奥でバッグを展示していましたが、3階はウエア類がメインです。


 



3階フロアのもう半分のスペースは、秋の新作コレクションが揃ったシックでエレガントな雰囲気。「ディオールアムール」とのコントラストが非常に面白いですね。ちなみに、エレベーターで3階まで上がると「ディオールアムール」のポップインが手前に、階段を使うとこちらのシックな空間が手前になる構成。どちらから3階にたどり着くかで、フロアの印象もまったく異なるはずです。


 



マリア・グラツィア・キウリが手がける「2020 フォール コレクション」の新作。高度な染色技術を用いたタイダイ柄や、軽やかで優雅なプリーツといった意匠が印象的です。コレクションはこちらのネイビーの他、レッドやカーキといったシックなカラーパレットで構成されています。


 



奥にはVIPルームも用意。すっきりと爽やかな内装でまとめられていて、リラックスして過ごせそう。壁にはマティアス・ビッツァ—のアートピースが飾られており、モダンでクリエイティブな印象を加えています。


 



いま注目の3アイテムをセレクト!

「ハウス オブ ディオール ギンザ」を訪れたら、ぜひチェックしてほしいオススメのアイテムをピックアップ。気になったらお店へゴー!



2020 フォール コレクションに登場した新作バッグ「ディオール ボビー」。ムッシュ ディオールの愛犬にちなんで名付けられているのだが、自身の回想録で「コレクションごとに最も出来のいいスーツを”ボビー”と呼んでいた」と語るほど思い入れのある名称です。女性らしい曲線美とフロントのCDロゴを基本に、さまざまなバリエーションが登場。大中小の3サイズを用意しています。写真はともに「ディオール ボビー」ミディアム。各37万円(税別)


 



赤いポルカドットが基調になったカプセルコレクション「ディオールアムール」に登場した、「Lady D-Lite」のハンドバッグ。ポップな中に繊細な職人技が光る作りが特徴です。手持ちはもちろん、ショルダーにもボディバッグにもなるユーティリティ性も魅力です。「レディ ディーライト」48万円(税別)。


 



トレンチコートをノースリーブにしたような、特徴的なデザインのロングベスト。上質なコットン素材で、フロントを開けてベストとして、閉めてワンピース風にするなど、さまざまなコーディネートを楽しめます。62万円(税別)。


 



編集スタッフ、イチ推しのアイテムはコレ!

店頭に並ぶ、幾多ものアイテムのなかから、取材中にENGINE編集部が見つけたつけたのは、この秋注目のエレガントなボンバージャケット!



シースルーのチュール素材で仕立てたボンバージャケットは、スポーティでスタイリッシュなレイヤード・スタイルに最適。ブルーのタイダイプリントが非常に洒落た印象を醸しだしています。42万円(税別)。


※店内・商品の写真は、特別に許可を得て撮影をしています(2020年8月初旬撮影)。シーズンやタイミングにより、店頭のアイテムや在庫状況は変わりますので、ご注意ください。


 


House of Dior Ginza
ハウス オブ ディオール ギンザ

営業時間/12:00〜20:30
住所/東京都中央区銀座6-10−1
問い合わせ/クリスチャン ディオール Tel.0120-02-1947
www.dior.com



【ENGINE WEB ORIGINAL】
スペシャル企画「やっぱりいいよね、お買い物!」 はコチラから!


 


取材・文=野中邦彦/撮影=中村大輝(植野製作所)/構成=小林尚史(ENGINE編集部)
(ENGINE WEBオリジナル記事)


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取材・文=野中邦彦/撮影=中村大輝(植野製作所)/構成=小林尚史(ENGINE編集部)

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