ビジネスシーンにおいてのファッションがスーツ一辺倒でなくなり、ジャケパン、さらに最近ではインナーにTシャツをコーディネートしたセットアップスタイルも人気だ。そんなオンにおける幅広いスタイルはもちろん、カジュアルなスタイルで過ごす休日のオフにもよく似合うのが、スポーティウォッチだ。
ダイバーズやクロノグラフほど使用する目的に特化した機能性は有していないものの、それゆえにデザインもシンプル。それでいて、ダイバーズと比べてやや控えめではあるが、それでもプールやビーチで過ごすのに十分過ぎるほどの防水性を備えているのだから人気が高いのも頷ける。
そんなスポーティウォッチだが、今年注目したいのがスケルトンダイアルだ。時計の心臓部とも言える脱進機の精緻な動きを楽しめるオープンハートからムーブメントのほぼ全てが確認できるフルスケルトンまで。ダイアル上のアプローチはブランドによって異なるが、発表された新作は、いずれもそのバランスや表現が絶妙でスタイリッシュに仕上がっている。
腕時計においてひとつのジャンルを確立しつつあるスポーティウォッチだが、ダイアルでさりげなく個性を主張する人気のスケルトンの要素が加われば、さらに着ける楽しみが増すはずだ。
今年のスポーティウォッチの新作は、表情豊かなスケルトンダイアルのモデルが揃っている。フレデリック・コンスタントにおいては、オープンハートとムーンフェイズをシンメトリーにレイアウト。そんなドレッシーな佇まいにラバーストラップの組み合わせが新鮮だ。
モーリス・ラクロアの大ヒットモデル「アイコン」からはクロノグラフがスケルトンに。インダイアルもダイアル同様にスケルトン化が施されている。そして、レイモンド・ウェイルはシンプルなケースデザインにも関わらず、ベゼルにブロンズを採用することでスタイリッシュさがより際立った。ベゼルと同色のストラップを組み合わせているのも大きな魅力である。
スポーティウォッチの人気はますます高まることが予想されるだけに、これからの時計選びは、ドレスウォッチとスポーツウォッチの2本持ちからスポーティウォッチの2本持ちというスタイルもありかもしれない。
文=前田清輝(ENGINE編集部シニア・エディター)
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