2021.03.15

CARS

再びソフトトップに変更し、オープンカー度マシマシ! 新型BMW4シリーズ・カブリオレ登場

大型キドニー・グリルの採用で話題を呼んだ新型BMW4シリーズ。ボンネット下からバンパーに侵食するほど縦に長いグリルは、思わず二度見してしまうほど強いインパクトを持つ。そんなBMWのコンパクト・クーペにオープン・ボディのカブリオレが追加された。





クーペ同様、縦長の大きなグリルを採用

クーペからルーフを取り去り、オープン仕様にするのは従来モデル同様だが、新型から開閉式の屋根が大きく変わった。2世代前(最後の3シリーズ・カブリオレとなったモデル)から採用していた開閉式ハードトップを再び幌屋のソフトトップに戻したのである。幌屋根式は屋根を閉めた時の耐候性で開閉式ハードトップに劣るものの、収納した屋根が荷室スペースにあまり侵食しない、開けている時と閉めている時のハンドリング特性がハードトップほど大きく変わらないといった長所もある。そして何より、パッと見ではカブリオレかどうかわかりにくい開閉式ハードトップに対し、ひと目で屋根開きモデルだとわかる記号性の高さは幌屋根の大きな強みだ。


ボディの形状が異なる以外は基本的に走りにかかわる部分をはじめ、クーペ・モデルに準じている。安全デバイスや運転支援機能は、通常の4シリーズと同様に3眼カメラとレーダー、高性能プロセッサーにより精度を高めた最新世代のものを投入。自動運転レベル2相当のハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能をはじめアクティブ・クルーズ・コントロール、車線変更/逸脱警告、衝突回避・被害軽減ブレーキなどが標準装備される。







トップ・グレードは387馬力!

また、駐車操作をアシストするパーキング・アシスタントはリバース・アシスト機能と合わせて標準装備。リバース・アシスト機能は直前50mの走行軌跡を記憶することで、すれ違いが困難な細い道でバックする際に最大50mまでならばステアリングの操作をクルマが代行してくれる。


最新のインフォテイメント装置「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」により、室内装備の操作や情報呼び出しはAI技術を用いた会話形式による音声コントロールが可能。起動のためのキーワードは、初期設定の「OK、BMW」だけでなく、より呼びかけやすく愛着の湧くようなことばを任意で設定できる。


ラインナップは新型4シリーズ・クーペ同様、184ps/300Nmの2.0リッター直4ターボを積んだ420iと、387ps/500Nmを発生する3.0リッター直6ターボ搭載するMパフォーマンス・モデルのM440i・xドライブの2機種。どちらも変速機は8段ATだが、440iは4輪駆動となる。また440iはM仕様のアダプティブ・サスペンションとデフを装着。欧州仕様で計測した0-100km/h加速は4.9秒をマークする。


価格は、420iカブリオレが641万円、420iカブリオレMスポーツが696万円、M440i・xドライブは1089万円。いずれもクーペの64万円高となる。




文=関 耕一郎


(ENGINEWEBオリジナル)

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