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2021.06.22

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デジタル施策で盛況な時計オークション！ “PHILLIPS AUCTIONEERS” これからは参加する時代に。

菅原茂

ハリー・ウィンストンが時計師フランソワ・ポール・ジュルヌとコラボして発表した貴重な「オーパス ワン」は、フィリップスの6月香港のオークションに東京のオーナーが出品。

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コンプリケーションからスポーツモデルまで傑作登場！

オークションといえば、時計愛好家の興味を掻き立ててやまないのが、ハイライトを飾る希少な時計の数々だろう。フィリップスの6月の香港でのオークションでも、パテックフィリップの「パーペチュアルカレンダー・クロノグラフ」は約２億1710万円で落札され、今回の最高額を記録した。また第2位の「パーペチュアルカレンダー・ミニッツリピーター」は約１億3167万円だが、この額はピンクゴールドモデルでの世界記録である。

ダイアルの希少性では、ロレックス「GMTマスター」。一見通常モデルに見えるが、60年代の“ダブルスイス”と呼ばれるレアなダイアル仕様でフィリップスも初めて扱ったというほど。高額で落札される貴重なヴィンテージウォッチはもちろん、比較的最近のモデルや一般的なモデルも少なくないのがまたオークションの魅力。今後開催されるオークションもぜひチェックしてみてはどうか。


落札価格／約2億1710万円
Lot822／パテック フィリップ Ref.2499「パーペチュアルカレンダー・クロノグラフ」
パテック フィリップの歴史的な永久カレンダー搭載クロノグラフでも格別なマスターピースとされるのが、落札価格の記録で話題をふろまく「2499」モデルだ。1953年に製造され、角型プッシュピースをもつこの第一世代「2499」も、6月の香港オークションにおいて2億円を超える最高価格で落札。コンディションは良好で、パテック フィリップが発行する証明書やオリジナルのボックスが付属。手巻き。イエローゴールド、ケース直径37.7㎜。


当時はシースルーバック仕様ではないが、歴史的な手巻きの複雑ムーブメントもパテック フィリップ愛好者にはが至宝。




落札価格／約1億3167万円
Lot852／パテック フィリップ Ref.3974R「パーペチュアルカレンダー・ミニッツリピーター」
「3974」モデルは、創業150周年を記念する1989年から製造が始まった、永久カレンダーとミニッツリピーターを搭載する当時としては最も複雑な腕時計。6月の香港に登場したのは、公の市場では5本しか確認されていないという「3974」のピンクゴールドモデルのひつとつ。この1992年製のモデルは、約1億3167万円で落札され、ピンクゴールドで世界記録を樹立。自動巻き。ケース直径37㎜。


追加のソリッドケースバック、パテック フィリップが発行する証明書および豪華なウッド製のプレゼンテーションボックスが付属。




落札価格／約854万円
Lot824／ロレックス Ref.1675「GMTマスター」
ダイアル6時位置にスイス製を示す「SWISS」が上と下に2つ印字された、“ダブルスイス”仕様の「GMTマスター」。1964頃に製造されたこの希少なRef.1675のダイアルに記されたSWISS-T<25は、夜光塗料のトリチウムが安全基準内にあることを示す。日本から6月の香港でのオークションに出品。製造から半世紀を経ているが保存状態も良好だ。自動巻き。ステンレススティール、ケース直径40㎜。


ブルーとレッドに色分けしたペプシカラーのベゼルとともに、連結ピンが表に見える旧型のブレスレットもマニアには魅力的。




落札価格／約2669万円
Lot1037／オーデマ ピゲ Ref.25800BC.00.0789BC.01「ロイヤルオーク・パーペチュアルカレンダー」
オーデマ ピゲは、1996年に小ぶりな33㎜ケースを採用して「ロイヤルオーク・パーペチュアルカレンダー」のレディスバージョンを発表。翌1997年のこのモデルは、ホワイトゴールドにステンレススティールと同様の細かな筋目のサテン仕上げを施し、ブルーダイアルにはダイヤモンドのインデックスをセット。機械式時計の複雑機構とスポーティなデザインの融合のみならず、ジュエリーウォッチのテイストも加味したいかにもラグジュアリーな逸品。


ケースバックから見える自動巻きの複雑ムーブメント。小型ケースのレディスモデルながらも、中身はしっかり機械式複雑時計だ。

問い合わせ＝PHILLIPS（フィリップス）東京 Tel.03-6273-4818
Email:tokyo@phillips.com
https://www.phillips.com/welcome/jp

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