最長56kmのEV走行が可能　プジョー508にプラグイン・ハイブリッド追加

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3つのパワートレインから選べる

プジョー508にプラグイン・ハイブリッド（PHEV）が追加された。同時に装備内容の見直しと、ラインナップを「GT」のみとし、そのなかでガソリン、ディーゼル、ガソリン・プラグイン・ハイブリッドの3つからパワートレインを選べるようにした。

プラグイン・ハイブリッドのパワートレインは、180ps/300Nmの1.6リッター・ガソリン・ターボに110ps320Nmの交流モーターを組み合わせ、システム出力は225ps/360Nm。トランスミッションは内燃機関のみのモデルと同じ8段ATだが、クラッチがトルクコンバーター式からPHEV専用の湿式多板式に置き換えられている。

容量11.8kWhの駆動用リチウム・イオン・バッテリーは後席下へ配置することで、エンジン車と同等の居住性や積載性を確保。200V普通充電のみに対応し、付属する専用ケーブルでのフル充電に要する時間は3kWで約5時間、6kWで約2時間半とされる。バッテリーの保証期間は6年／10万km。EV走行が可能な「エレクトリックモード」が選択でき、モーターのみでの最高速度は135km/h、航続距離はWLTCモードで56kmだ。

ナッパレザー・シートを標準装備

走行モードはエレクトリックモードのほかに、効率重視の「ハイブリッドモード」、アクティブ・サスペンションを快適志向に切り替える「コンフォートモード」、エンジン主体で駆動し減衰力を高める「スポーツモード」が用意される。また、アクセル・オフ時には積極的にエネルギー回生を行い、シフト・セレクターをBレンジに入れると回生ブレーキの効きがさらに強くなる。

グレードはガソリン、ディーゼル、ハイブリッドのいずれもGTに統一。従来はオプションだったナッパレザー・シートが全車に標準装備され、ナイトビジョン、フル・パークアシスト、360°カメラ、パノラミック・サンルーフをセットにしたパッケージ・オプションを新たに設定した。

価格はセダンの508GTハイブリッドが607.7万円、ワゴンの508SW・GTハイブリッドが633.6万円、シリーズ全体では513.1万円〜633.6万円となっている。