2021.10.26

CARS

身銭を切ってでも欲しいクルマのベスト20 自動車ジャーナリスト佐藤久実の第1位は?

コロナ禍の今、「エンジン・ホット100」選考委員が身銭を切っても欲しいのはこのクルマ! 雑誌『エンジン』の名物企画、「エンジン・ホット100ニュー・カー・ランキングス」の43名の選考委員それぞれが、2021年の今だからこそ買いたい20台を挙げた。自動車ジャーナリストの佐藤久実さんが欲望のままに選んだ第1位は、アストン・マーティンDBSスーパーレッジェーラだ!!

やっぱり今のうちに「気持ちのいいエンジン車」に乗っておきたい


“有り余る身銭”がある気分で乗りたいクルマを選ぶと、自ずと運転して楽しいクルマたちに。そして、やっぱり「いま」のうちに気持ち良い「エンジン」車に乗っておきたい。また、「ここ」日本ではまだインフラが十分じゃないし、いまの私にとってはコンビニエントじゃないので今回電気自動車は除外しました。

1位 アストン・マーティンDBSスーパーレッジェーラ(ヴォランテ含む)



好きに理由なんてない!と、言いたいほど速さ、フットワーク等々あらゆる点に惚れ込んでいる。強いて言えば、人間の感覚に寄り添った、非線形特性のようなリニアリティで、それが動物的、有機的雰囲気を醸し出しているところも魅力。

2位 マクラーレン720S(スパイダー含む)



空気を纏っているかのような流麗なボディ、ムダなく機能的、それでいて上質感のあるインテリア、レーシングカーのようにソリッドで正確なハンドリング、でも快適性も兼ね備える。まさに、F1譲りの究極のテクノロジーの塊。

3位 アルピーヌA110(S含む)



オリジナルをオマージュしながら、現代版の最小最軽量の究極のミッドシップハンドリングマシーンに仕上がっている。過剰に電子デバイスに頼らない、素のハンドリングが楽しめる。さすがフランス車らしくオシャレなのもニクイ。

4位 フェラーリ・ローマ



クラシックは別としても、これほどまでにエレガントなフェラーリは初めて。そして、走れば12気筒エンジンが官能的。欲しい。

5位 ランボルギーニ・ウラカン



サーキットで乗ったウラカンの走りが忘れられない。軽量と空力に拘り、速いのに安定感も高い。ランボルギーニのイメージを覆した。

6位 ベントレー・コンチネンタルGT

クラフトマンシップ溢れるインテリアに浸り、ライドコンフォートに酔いしれ、時にオープンを堪能。グランドツーリングカーとして最高。

7位 ロールスロイス・カリナン

究極のゼイタク・クルマ。このクルマでロングドライブして、行った先で、ラゲージに搭載されるシートでのんびり過ごしてみたい。

8位 マセラティ・レヴァンテ

SUVであっても、イタリアンデザイン、ちょっと控えめだけど官能的なサウンドやフットワークなどマセラティらしさを存分に味わえる。

9位 メルセデス・ベンツSクラス・セダン

進化した運転支援、4輪操舵、4WD、電子デバイス等々を駆使し、時にラグジュアリーに、時にスポーティに極上の走りを提供してくれる。

10位 BMWアルピナD3S/B3(リムジン、ツーリング)

控えめなアピアランス。パワフルなのにエレガントな挙措。快適性とハンドリングのバランスが絶妙。

11位 ルノー・メガーヌ(RS含む)

FFスポーツのお手本的存在。フロントタイヤの粘りあるグリップ感で、FFながらアンダーステアの少ないハンドリングが素晴らしい。

12位 シボレー・コルベット(C8)

唯一無二の存在。このパフォーマンスでこの価格はかなりバリュー高い。攻めるとスリリングな気分を味わえる数少ないスポーツカー。

13位 ランドローバー・ディフェンダー

もうちょっと全幅が狭ければ、ガチで即買いしてた。本格的オフローダーなのにデザインもオシャレだし快適性、使い勝手も高い。

14位 トヨタGRヤリス

トヨタがホンキで開発したスポーツカー。モータースポーツ・シーンから得たノウハウが惜しげなく投入され、落競技ベース車としても魅力。

15位 日産GT-R(NISMO含む)

日本が世界に誇るハイパフォーマンス・カーで4WDスポーツのパイオニア。長らくモデルチェンジしていないけどずっと存続してほしい。

16位 トヨタ・ミライ

環境性能の高さももちろん魅力だが、とにかく走りが良い。スムーズで快適、そしてグッドハンドリング。補助金を考慮するとお買い得感も。

17位 アバルト595

エアロで武装してもなお可愛い。とびっきりのハンドリングでもないしパワフルでもないのに、何故かこのサソリは猛毒なのだ。

18位 ミニ(コンバーチブル、JCW含む)

最近のミニは全然ミニじゃない、と言われるけれど、逆に言えば居住性が高まり、ゴーカートフィーリングは健在。日常シーンが楽しくなる。

19位 ジープ・ラングラー

オフロード性能の高さはもちろんのこと、舗装路での直進性や乗り心地が格段に向上したので、日常使いがしやすくなった。

20位 スズキ・ジムニー(シエラ含む)

コンパクトで機動性に優れ、本格的なオフロード性能を備える走破性の高さは全天候から有事の際まで心強いパートナーでいてくれる。

文=佐藤久実(モータージャーナリスト)



(ENGINE2021年9・10月号)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement