2021.11.15

CARS

サーキットも楽勝のSUV BMW・X3とX4のMモデルがフェイスリフトで新しくなった

標準モデルのBMW・X3とX4と同時に、Mモデルもフェイスリフトを実施。変更の規模はそれほど大きくないが、デザインの見直しや装備の充実が図られた。

高速の渋滞もラクラク

外観は標準モデル同様、左右が一体になった新しいデザインのキドニー・グリルが採用されたほか、、前後バンパーやヘッドライト、テールライトにも新しい意匠のものが用いられている。

また、3眼カメラとレーダー、高性能プロセッサーを組み合わせ、ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能を追加した運転支援機能、BMWコネクテッド・ドライブ、BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントが標準装備化されたのは通常モデルと同様。Amazon Alexaと連携できるスマートフォンアプリも同じく新設定されている。

X3・Mコンペティション

X3・Mコンペティション

510psでスポーツカーを蹴散らせ

ラインナップは、レースなどで得たM社の英知をすべてつぎ込んだ「Mハイ・パフォーマンス・モデル」のX3・MとX4・Mのほか、標準モデルをベースにサーキット走行なども楽しめるようによりスポーティに仕立てた「Mパフォーマンス・モデル」のX3・M40i、X3・M40d、X4・M40iの5モデルが揃う。

Mハイ・パフォーマンスのX3・MとX4・Mはこれまで標準仕様と高性能版の「コンペティション」の2タイプが用意されていたが、新型からはコンペティションのみとなった。パワーユニットはM社謹製の510ps/620Nmを発生する3.0リッター直6ツインターボで、駆動系の改良などにより0-100km/h加速は0.3秒短縮され、3.8秒をマークする。また、大径ディスクと6ポットのフロント・キャリパーを採用した高性能ブレーキを装着し、サーキットなどでの耐フェード性も高めた。

X4・Mコンペティション

X4・Mコンペティション

ディーゼルでもスポーティ

BMW・Mのエントリー・モデルとなるMパフォーマンスのうち、X3・M40iとX4・M40iは 388ps/500Nmの3.0リッター直6ガソリン・ターボを搭載。また、X3のみに用意されるM40dは340ps/700Nm を発生する3.0リッター直6ディーゼル・ターボがボンネット下に収められている。いずれも可変ダンパーを備えたアダプティブMサスペンションと電子制御のMディファレンシャルを装備し、悪路でも安定した操縦性とスポーティな走りを可能とする。

納車開始時期は来春となる予定。価格はX3・Mコンペティションが1311万円、X4・Mコンペティションが1338万円、X3・M40i が883万円、X3・M40dが902万円、X4・M40iが920万円となっている。

X3・Mコンペティション

X3・Mコンペティション

文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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