2022.03.30

CARS

エンジン編集部のちょっと古いベンツでグランド・ツーリングを敢行! 広島まで無事たどり着けたのか!?【メルセデス・ベンツ300TE(1992)長期リポート #116】

44号車/メルセデス・ベンツ300TE(1992)

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3人と荷物満載の44号車で新東名を西へと進む。東名高速に比べて路面状態がいいこともあって、乗り心地が素晴らしい。後席に座ったサックス・プレイヤーは「こんなに気持ちのいい後席に座ったことはない」と、絶賛した。

交通量は少なく、ストレス・フリーで名古屋から新名神へ入る。新名神の宝塚北SAで遅めの昼食を取る。名古屋あたりでランチかなあと思っていたので、ずいぶん距離を稼いだと同乗者達に言うと、四国が見たい! という驚きの返事が来た。

その日は広島に入るだけなので、44号車の鼻先を明石大橋へ向ける。淡路島~鳴門大橋~徳島~今治~しまなみ海道~尾道というルートで山陽道へ入る。広島着午後8時。950kmという長旅だった。

ずっとひとりで運転してきたのに、ぐったりした感じがしないのは、44号車のガッチリとしたボディ剛性、しなやかな乗り心地、絶妙な掛け心地のシートなどのおかげだ。

翌、土曜日の夜に演奏を楽しみ、日曜日の朝7時、今度は東京を目指し広島を出発した。豪雨により山陽道の広島東IC~本郷ICが通行止め。避難勧告のアラートがスマホを鳴らすほどの激しい雨のなか、一般道で本郷ICを目指す。1本ワイパーの払拭能力は素晴らしく、雨がどんなにボディを叩きつけても、しっかり守られている感じがするのは、さすがのメルセデス・ベンツである。

東京着午後8時。長旅を経験して、なんて優れた実用車なんだ! とつくづく思った。凄いぞ! 44号車!

文と写真=荒井寿彦(ENGINE編集部)

■44号車/メルセデス・ベンツ300TE(1992)
Mercedes-Benz 300TE(1992)
購入価格 168万円
導入時期 2008年9月
走行距離 29万3300km

(ENGINE2018年11月号)

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