2022.05.20

CARS

GT4やニスモ・バージョン投入の布石かも 新型フェアレディZが24時間耐久レースに参戦

日産とニスモは、新型Z(日本名:フェアレディZ)をベースにしたレースカーで、スーパー耐久シリーズの24時間耐久レースにテスト参戦する。

ST-Qクラスでエントリー

今回新型Zが出場するのは、スーパー耐久シリーズの第2戦「NAPAC富士スーパーテック24時間レース」(富士24時間レース)。スーパー耐久は排気量や駆動方式、改造範囲によってクラス分けされるが、新型Zはスーパー耐久機構が認める開発車両が属する「ST-Q」クラスにエントリーする。トヨタの水素エンジン車やバイオマスの合成燃料のGR86とスバルBRZ、バイオ・ディーゼル燃料を用いるマツダ2などが参戦するのもこのクラスだ。

新型Zをさまざまなカテゴリーのモータースポーツで活用する可能性を探り、実戦データを蓄積するのが目的。この24時間耐久レースという過酷な環境でクルマを鍛え、今後のレースカー開発につなげていく。



スーパーGTドライバーの姿も

投入される車両は2台で、1台はニスモ、もう1台はフェアレディZでのスーパー耐久ST-3クラスへの参戦経験が豊富なマックスレーシングからのエントリー。ドライバーは、吉田昌信監督率いるニスモが平手晃平/松田次生/ロニー・クインタレッリ/星野一樹/佐々木大樹の5選手、マックスレーシングが監督兼任の田中哲也選手/田中徹/三宅淳詞/高星明誠/安田裕信の5選手など、スーパーGTドライバーなど大物が多数ステアリングを握る。なお、マシンなどの詳細は後日発表される予定だ。

なお、富士24時間レースは6月4〜5日に、富士スピードウェイで開催される。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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