2022.05.30

WATCHES

新世代ムーブメントでさらなる飛躍目指すグランドセイコー

ヘリテージコレクション 44GS 55周年記念限定モデル

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日本はもとより海外でも年々人気の高まるグランドセイコー。高級時計としての躍進を支えるのが、2020年以降に発表されたスプリングドライブと機械式自動巻きそれぞれの新世代ムーブメントだ。

今年の最新作は、2種類ともセイコースタイルを築いた1967年発表のモデル「44GS」のデザインを採り入れた「ヘリテージコレクション 44GS 55周年記念限定モデル」である。繊細な型打ち模様を施したダイアル色の違いや、搭載ムーブメントの違いはあっても、2つとも双子のように同じデザインなのは珍しく、コレクターにとっても気になる逸品だ。





ヘリテージコレクション 44GS 55周年記念限定モデル
2種類の新作は、新世代ムーブメントにそれぞれの製造地にちなむ装飾を施す。スプリングドライブのキャリバー9RA2(上2点)は「信州霧氷仕上げ」、機械式自動巻きのキャリバー9SA5(下2点)は「雫石川仕上げ」だ。ケースとブレスレットにはエバーブリリアントスチールを採用。ケース直径40mm、10気圧防水。世界限定各550本(国内各200本)。上104万5000円、下 115万5000円。


スポーツコレクション グランドセイコーGMT 20周年記念限定モデル
2002年にグランドセイコー初のGMTモデルが誕生してから20周年。スプリングドライブを搭載するこの新作は、信州時の匠工房にちなみ、北アルプスの自然が生み出す風雪紋のシュカブラをイメージしたダイアルを採用。ステンレススティール、ケース直径44mm、20気圧防水。世界限定1500本( 国内500本)。84万7000円。

グランドセイコーはヴィンテージも大人気!

日本だけでなく、世界の時計ファンから注目を集めるグランドセイコー。実は
ヴィンテージモデルの人気も近年高まっている。そんな貴重なグランドセイコーやキングセイコーの1960〜70年代のモデルを取り扱う新店が伊勢丹新宿店 メンズ館に2月16日にオープンした。いずれも時計修理の老舗である共栄産業がメンテナンスし、バランスを考えて外装も最高の状態に仕上げている。ストラップもヒルシュやジャン・ルソーを採用するというこだわりも大きな魅力だ。





伊勢丹新宿店 メンズ館8階 イセタンメンズ レジデンス

文=菅原 茂/前田清輝(ENGINE編集部)

(ENGINE2022年5月号)

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