2022.05.31

WATCHES

蘇った国産時計の名作セイコーは新鮮かつレトロな味わい

キングセイコー

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1960年代のダイバーズから想を得た「プロスペックス」に象徴されるように、最近のセイコーは歴史的名作に敬意を表したモデルの開発にも力を入れる。今年復活した「キングセイコー」もそうだ。

「キングセイコー」といえば、1960年代に「グランドセイコー」と並んで国産高級時計を代表した名作として有名だが、新作のベースになったのは"KSK"と通称される1965年の2代目モデル。その基本的な造形を受け継ぎながら現代的な時計へと進化した今回の「キングセイコー」は、レトロな味わいを楽しむライフスタイル志向にもぴったり合う時計だ。


キングセイコー
時刻表示のみのシンプルなダイアル、エッジが際立つシャープなケース、ボックス型ガラスなど"KSK"の個性を受け継ぎ、70時間のパワーリザーブを備えた高性能自動巻きムーブメントを搭載。ステンレススティール、ケース直径37mm、10気圧防水。19万8000円。


キングセイコーの「盾」をモチーフとしたマークもモダンに刷新されて復活。ケースバックに誇らしく刻む。(セイコーウオッチ

文=菅原 茂/前田清輝(ENGINE編集部)

(ENGINE2022年5月号)

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