2022.06.07

WATCHES

ライカが腕時計を作るとこうなる! 

ドイツの名門カメラメーカーが初の腕時計を発表。デザインや機能にこめられた特別なこだわりとは?

メイド・イン・ジャーマニーの矜持

ステンレススティール製ケースの磨きぬかれたフォルム、視認性の高い針とアプライド・インデックス、リュウズに施されたローレット加工、カメラ・レンズのようなドーム型の風防……。ライカのファンであれば、ライカWatchを手にした瞬間、歴代のカメラを彷彿とさせるデザインにまずは心躍らせることだろう。



ライカL1
カーフレザーのストラップがついた「ライカL1」。風防、裏蓋共に耐傷性に優れたサファイヤガラスを使用。リュウズの上のプッシャーは日付送り用だ。手巻き。ステンレススティール、ケース直径41mm。ライカMレンズを収納できるケース付。129万8000円(税込)

だがライカWatchの徹底したこだわりは、デザインだけにとどまらない。たとえばこれまでの腕時計は、時間を合わせる際に、リュウズを引き出すことで針の動きを止めたが、ライカWatchでは逆に押し込むことで時分針を停止、秒針を帰零させる。実際に自分で操作してみると分かるが、押し込む際のストロークの長さ、最後にカチッと切り替わる瞬間の指先の感触は、カメラのシャッター・ボタンを押す感覚に通じるものだ。

これまでもライカの製品はメイド・イン・ジャーマニーであることにこだわり続けてきたが、今回の製品開発におけるパートナーに選んだのは、やはりドイツの時計メーカーであるレーマン・プレシジョン社。結果、完成したのはドイツ製品らしい精緻さを持ちながら、従来のライカ・ファンをも唸らせるオリジナリティあふれる逸品だ。

ライカWatchのブランド展開は始まったばかりだが、その完成度の高さから幅広い時計ファンに認知される日は近いだろう。

アリゲーターレザーのストラップがついた「ライカL2」。「ライカL1」と同等の機能のほか、第2時間帯を表示できるGMT機能を備えている。手巻き。181万5000円(税込)


立体的に見えるアプライド・インデックスの優美なデザイン。時間を合わせるためにリュウズを押し込むと、ダイアル上の日付表示の左側にある、ステータス表示が白から赤に切り替わる。


ライカの赤いロゴを想起させるレッド・ドットがリュウズに配されて
いる。リュウズを押し込むと時計の針が止まるだけでなく、スモールセコンド針も零の位置に戻るので時間合わせに便利だ。


パワーリザーブは60時間以上。9時の位置には、残りの駆動時間が分かるパワーリザーブ表示を備える。駆動時間が減るにつれ白い部分が徐々に狭まっていくクロージングブレード方式を採用。

オリジナル・ムーブメントを始めとする多くの部品は独バーデン・ヴュルテンベルク州にあるレーマン・プレシジョン社の工場で開発・製造されている。

文=永野正雄(ENGINE編集部)

(ENGINE2022年5月号)
※価格は雑誌掲載時点のものです。

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