2022.07.11

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あくなき追求とこだわりのペキニエ物語

長い歴史と伝統は一朝一夕に築かれるわけではなく、ときには波乱もありながら物語は紡がれる。だからこそその時計のデザインに心を奪われ、機能に夢中になる。そして気になりだすと、見えないことがもっと知りたくなる。「どうしてこのデザインが誕生したのか」、「どのように作られているのか」、「どのような歴史を辿ってきたのか」――。時計には製作者やブランドの想いが込められたストーリーがあり、知れば知るほど虜になってしまう。そんな素敵なペキニエの魅力を紹介しよう。


パリ ロワイヤル
表示がフラットなビッグデイトやムーンフェイズインジケーター、パワーリザーブインジケーターなどを装備するセミ・コンプリケーションながら、ブルーのアップライトインデックスに呼応するブルーのステッチを施したファブリック素材のストラップを組み合わせることで、スポーティに味付けがされたワンランク上の注目モデル(トップ画像)。自動巻き。ステンレススティール。88時間パワーリザーブ。ケース直径41mm、50m防水。135万3000円。

◆ペキニエの詳しい情報はコチラ!◆


7ピース構造のケースには8つの国際特許を取得した自社開発・製造による「カリブルロワイヤル(Cal.EPM01)」が収められている。

幾度もの危機を乗り越え、叶えたフレンチマニュファクチュール

「波乱万丈」。ペキニエの「パリ ロワイヤル」誕生の物語には、この言葉がふさわしい。そもそもペキニエは1973年にデザイナーのエミール・ペキニエがフランスで創業した宝飾系時計メーカー。ところが2007年、ペキニエは「フレンチマニュファクチュールの再興」を目指して自社製ムーブメント開発を開始。約3年の歳月をかけ、香箱の中心軸からパワーを取り出す画期的なムーブメントを完成させて2010年のバーゼルワールドで正式発表した。ところが開発による過剰投資やリーマンショックなどの影響で、ペキニエは幾度も存続の危機に陥るのだ。しかし、それを跳ね返し、現在は元技術開発部チーフのダニ・ロワイエCEO指揮のもと、技術主導で生産を軌道に乗せたことには驚くしかない。

そこでこの「パリ ロワイヤル」。ムーブメントは自社製造の「カリブルロワイヤル(Cal.EPM01)」。特に力が入っているのがケースで、ミドルケース、ラグ、リュウズに“窪み”がある。この“窪み”による複雑な光の反射が「パリ ロワイヤル」にノーブルな雰囲気を醸し出す。これもまたペキニエが標榜する「フレンチマニュファクチュール」の個性だが、その背景にある波乱万丈の物語を知れば、より興味が湧くはずだ。

ペキニエの詳しい情報はこちら!

問い合わせ=カリブルヴァンテアン Tel.03-6206-2333

文=名畑政治 写真=近藤正一

(ENGINE2022年8月号)

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