2022.09.10

CARS

2026年発売なのに500台を1週間で完売 新鋭ポールスターのEVロードスター「6」がデビュー

ボルボ・カーズ・グループに属する電動車専用ブランド「ポールスター」は、モントレー・カー・ウィークで開催されたイベントのひとつである「ザ・クエイル・モータースポーツ・ギャザリング」で新型ロードスターのプロトタイプである「ポールスター6・LAコンセプト」を発表した。

「O2コンセプト」の発展版

このクルマは2022年3月に「O2コンセプト」として発表されたものの発展版。スタイリングやスカイブルーのボディ・カラーなど主な要素を継承し、市販前提モデルとして改良を加えたものを改めて公開した。



ポールスターの第6弾

車名からも推察できるように、このロードスターはポールスターにとって6番目のモデル。これまでに2ドア・クーペのハイブリッド・モデルの「1」とコンパクトなセダン・タイプの電気自動車(EV)である「2」が販売されている。

今後は2022年10月にSUVの「3」が、さらにそのクーペ版の「4」が2023年にデビュー。2024年には、プリセプト・コンセプトとして提案された4ドアGTの「5」を投入するスケジュールとなっている。「2」以降はいずれも電気自動車のみの設定だ。



標準仕様も年内に予約開始

このLAコンセプトの市販モデルは2026年に発売され、500台限定で販売されるとアナウンスされた。お披露目と同時に予約の受け付けが開始されたが、発売まで4年あるにもかかわらず、1週間以内に売り切ったという。

ポールスターのトーマス・インゲンラスCEOはこれを受けて、魅力的なEVロードスターであれば、スポーツカーの領域にも十分に適応できる可能性があり、従来のクルマ好きにもアピールできるものだという旨のコメントを発表。

なお、ポールスター6は年内にも標準仕様の予約が開始されることが決定。標準仕様のポールスター6は、500台のLAコンセプト・エディションの製造が完了したのちに生産をスタートする予定だ。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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