2022.10.19

CARS

ベントレー・ベンテイガも着実に電動化 ハイブリッドのラインナップをより多彩に

ベントレー・ベンテイガのスポーティ・モデルの「S」とラグジュアリー・グレードの「アズール」にプラグイン・ハイブリッド(PHEV)仕様が追加された。これでベンテイガの全14グレードのうち、7グレードがハイブリッド・モデルという構成となった。

モーターの出力をアップ

パワートレインは3.0リッターV6ターボに、136ps/400Nmを発生するモーターと18.0kWhのバッテリーを組み合わせる。これまで設定されていたハイブリッド・システムに対し、モーター出力が8ps/50Nm、バッテリー容量が0.7kWh引き上げられた。2モデルとも従来よりも10%程度向上した43km以上のEV走行が可能だ。



Sの最高速度は250km/hオーバー

システム出力はアズールの449psに対して、ベンテイガSは13ps上回る462psとなる。Sの0-97km/h(0-60マイル時)加速はほかよりも0.2秒速い5.3秒で、最高速度は254km/hに達する。

ベンテイガSのルックスはSモデルの流儀に倣い、各部をブラックで仕上げとなり、前後バンパーやルーフ・スポイラーもスポーティさを強調した形状になる。ホイールもSモデル用の22インチで、ブレーキ・キャリパーは赤い塗装が施される。



内装はレーシー

内装にはレーシーなスエード調素材やモダンなトリムを多用し、メーターも「ベンテイガ・スピード」を思わせるデザインにハイブリッド用の表示要素を組み込んでいる。

シャシーはダンパーの減衰力を15%高め、「スポーツ」モードでの姿勢安定制御機能の「ESC」の制御をより運動性重視に変更されている。また、前後席でメカニカル音の聞かせ方を変えることができる「ハイブリッドスポーツエグゾースト」を採用した。



快適性を追求したアズール

一方、アズールが追及するのはウェルネス。心も体も健やかでいられる快適性を目指している。エクステリアは各部にブライトクロームの装飾が施され、ホイールは10スポークの22インチを装着。フィラー・キャップはジュエル仕上げで、細部までエレガントさを強調した仕立てとなっている。

インテリアはウェルネス・キルティングと銘打った精密なダイヤモンドキルティングが視覚と触覚ともに楽しさをもたらす。ウッドパネルも柔らかな光沢のオープンポア仕上げだ。また、最大22ウェイの調整機構とヒーター&ベンチレーターを備えたフロントシート・コンフォート仕様も用意される。



運転支援装置でリラックス・ドライブ

また、アクティブ・クルーズコントロール(ACC)やレーンアシスト、トラフィックアシストといった運転支援装置(ADAS)はリラックスした運転の大きな助けとなる。

売れ筋のベンテイガにおいてPHEV仕様のラインナップを拡充したベントレー。来るべき完全電動化への準備を着々と進めているといえるだろう。なお、今回の新規バリエーションはEU圏など一部のマーケットを除いてすでにオーダー可能となっているという。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

タグ:

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement