2022.05.27

CARS

VIP需要もサルーンからSUVへ ベントレー・ベンテイガにロング・ボディ登場

ベントレーのSUV、「ベンテイガ」に、ロング・ボディ仕様の「エクステンデッド・ホイールベース(EWB))が追加された。

全長とホイールベースを180mm延長

EWBは標準ボディに対して180mmホイールベースを延長。ホイールベースは3175mm。それにともない全長も180mm長い5322mmとなっている、延ばした分は後席スペースの拡大に使用。長くなったリア・ドアにはベントレー初の電動開閉機構も備わる。ベントレーのフラグシップ・サルーンの「フライングスパー」から着想を得た専用デザインのフロント・グリルや、125mm後方へ移動したサンルーフも、EWBの外観における特徴だ。



すべては後席のために

シート・レイアウトは3種類。すべて後席に贅沢な広さを与えることを追求した2列配置で、標準ボディには設定される3列シート配置は用意されない。

標準設定は「4+1」と呼ばれるもので、特徴は、2列目シートにスキーハッチを備える中央席を組み合わせて3人乗車を可能にしつつも、左右2席の快適性を優先させているところ。左右2席分のシートは16ウェイ調整機能を備えたラグジュアリー・タイプとなる。さらに、この「4+1」にはさらなる快適性の向上を図るため、「ベントレー・エアラインシート・スペシフィケーション」が設定される。

「ベントレー・エアラインシート・スペシフィケーション」にはいくつかの機能が備わるが、注目は「シートオートクライメート」と「ポスチュラルアジャスト」。「シートオートクライメート」は体温や表面湿度を検知し、常に快適な体温を維持するようにシート表面温度の調整を行うことで乗員が最も快適な状態を作り出す。また「ポスチュラルアジャスト」は、シート表面の圧力を測定し、乗員の着座位置と荷重が掛かる位置を自動調整し、血液の滞りや疲労の蓄積を防いでくれる。このような先進技術を用いた機構のほか、最大40度のリクライニングをはじめ、22通りの調整機構の備えることで、助手席後部のフットレストを展開して足を伸ばせる「リラックス・モード」など様々な着座姿勢への対応も可能だ。



トリムだけで240億パターン

「4+1」以外には、センターコンソールを備える4座と、ベンチのリア・シートを持つ完全な5座タイプも選択可能だ。これらはシート・バックを倒して荷室を拡大することで一般的なSUVと同じ塚買い方ができる。また、乗員を検知した際のみ作動することでファン作動音を低減する空調システムや、後部キャビン専用のイオン発生装置など、後席空調の機能向上が図られた。

レザーのシート表皮にはダイヤモンドキルトが施されるとともに、デジタル技術を用いて正確に位置決めされた直径1mm未満の通気孔をデザイン要素として採り入れている。ステッチはロゴを刺繍するのと同じ極細の糸で、通常の半分ほどの細かい縫い目が入る。

室内側トリムのデザインも見直された。ユニークなオプションとして「ベントレー・ダイヤモンド・イルミネーション」を設定。フロント・ドアに12個、リア・ドアに22個のLEDを左右それぞれのドア・トリムに内蔵して、パーフォレーションのパターンを発光させる。これらの装備のほか様々な色や素材を用意することで、EWBはトリムだけで約240億通り、全体では数兆通りというベンテイガ史上最も多くの選択肢から選ぶことができる。



4輪操舵で取り回しにも配慮

パワートレインは、標準ボディのベンテイガV8と同じ550ps/770Nmの4.0リッターV8ツインスクロール・ターボと8段ATを搭載。0-100km/h加速は4.6秒、最高速度は290km/hをマークする。シャシーには4輪操舵システムが搭載され、ロング・ボディながら最小回転径は標準ボディより7%縮小しているという。

発売は2022年後半を予定しており、同時にふたつの特別仕様車、「ファーストエディション」と「アズール」も設定される。日本への導入時期や価格は、現時点では未定だ。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

PICK UP



RELATED