2022.11.08

CARS

マツダCX-8が大幅改良 SUVらしさを強めた「グランドジャーニー」を設定

マツダが3列7人乗りSUVの「CX-8」の商品改良を発表した。デザインをはじめ、装備、パワートレインなど多岐にわたる変更が施されている。

CX-5に似た最新のマツダ顔に変更

エクステリアは前後のバンパーとライトを最新世代のマツダ車と共通するデザインへ改修。フロント・グリルは新たなブロックメッシュパターンを採用し、バンパーと連続性を持たせる形状となった。また、マツダ独自の高度な塗装技術である匠塗を用いた新色のロジウムホワイトプレミアムメタリックをCX-60に続いて設定した。

インテリアでは前席に新型シートを導入。クッションやバネを改良することで骨盤を立たせて着座姿勢を安定させるのが狙いだ。また、Apple CarPlayのワイヤレス接続機能やUSBタイプC端子の採用で利便性を高めた。

CX-8エクスクルーシブモード

エンジンとシャシーにも手を加える

エンジンは2.5リッター直4ターボの制御を見直し。アクセル・ペダルの操作力を最適化して低速トルクのコントロール性を高め、AT変速タイミングとロックアップ制御を変更して素早いアクセル操作への加速レスポンスを目指した。

また、走行モード切り替え装置には従来の「ノーマル」と「スポーツ」に加えて「オフロード」を新設。サスペンションはスプリングとダンパーの特性を見直し、コントロール性と快適性の向上を図っている。

CX-8エクスクルーシブモード

運転支援装置も進化

安全機能では、アダプティブLEDヘッドライトの防眩ハイビームが従来の12分割から20分割となり対向車が眩しくならないようにしつつ夜間視認性をアップ。また、前車追従走行とステアリングアシストを行うクルージング&トラフィックサポート(CTS)を導入し、高速および自動車専用道路渋滞時の運転疲労軽減を図った。

ラインアップでは「25S」と「XD」に新規グレードの「スポーツアピアランス」を追加。フロント・グリルやクラッディングなどをブラック、19インチのホイールをブラックメタリックで塗装し、引き締まったスポーティなイメージをアップ。インテリアもレッドかブラックのスムースレザーにライトグレーのステッチを施したシートを設定することで、精悍なイメージを強めている。

価格は299.42万〜505.89万円。

CX-8エクスクルーシブモード

アウトドア派にはうってつけ

さらに、特別仕様車の「グランドジャーニー」を設定。先日の改良で「CX-5」に追加設定された「フィールドジャーニー」同様、ドライブや旅行に出掛けたくなるようイメージを強めたモデル。「フィールドジャーニー」のようにオフロード色は強くないものの、SUVらしいアウトドアや郊外が似合う仕様に仕立てている。

25SとXDのスマートエディションがベースで、外装はシルバーのバンパーガーニッシュやガンメタリックのフロント・グリル、グロスブラックのドア・ミラー、ルーフレールなどを特別装備。内装はグレージュ色の合成皮革とファブリックのコンビ・シートや専用の加飾を装着。ワイヤレス充電や3列目シート用USB充電端子などで利便性を高めた。

4WDのみの展開で、価格は399.96万〜438.24万円。

CX-8グランドジャーニー

文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

タグ:

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement