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2022.12.09

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さすが「シャネル」　男でも女でもこの時計を使う者はみなオシャレに見える！！【時計選びの新基準：自分だけのマスターピースを探せ！】

髙木教雄

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時計選びの基準が新たな局面に入ってきた。

これまでは使用するシーンを意識したルール的なものが存在したが、今は自身の“個性”や時計の持つ”物語”をより重視するように。性別やスタイルを超えたデザインやサイズ、また、環境に配慮した素材や従来の常識を覆す性能、異ジャンルとのコラボレーションなど、新たな取り組みが増えてきている。

そんな”これから”の時計選びの楽しみ方を「ダイバーシティ」という要素に注目し、「シャネル」渾身のモデルの魅力を通して紹介する。

新型キャリバー搭載でコンテンポラリーに生まれ変わった！

シャネル ウォッチのアイコン「J12」の33mmのレギュラーモデルに、自動巻きムーブメントが搭載された。新型Cal.12.2は、資本参加するケニッシ社がシャネルのために製作したオリジナルムーブメント。これを33mmのセラミックケースで、包み込んだ。スポーツウォッチのオーセンティックなスタイルをブラックもしくはホワイトで仕立てることでコンテンポラリーに生まれ変わらせた独特の存在感は、小さくなっても健在である。

既存のCal.12.1を積む38mmの「J12」とのペア使いが思い浮かぶが、実は1970年代までに作られたメンズウォッチには、35mm以下のモデルが決して少なくない。ボーイズサイズとも称される小振りなヴィンテージウォッチは、颯爽とした女性にも人気だ。すなわち33mmの「J12」は、ジェンダーレスなシェアウォッチとして使いこなせるのだ。

実際に着けてみると、33mmはスリムな男性にとって的確なサイズ感だと分かる。ブラックであればビジネスシーンでも使いやすく、タイトに絞ったワイシャツの袖口にも収まってくれる。ホワイトは、週末のカジュアルを爽やかな印象にする。傷が付かず、新品の姿を長く保つ機械式セラミックウォッチは、エシカルな存在。33mmの「J12 キャリバー12.2」は、今の時代に即する。


J12 キャリバー 12.2
2000年に登場した「J12」の33mmモデルはこれまでクオーツであったが、今年満を持して、機械式の定番モデルが登場した。ムーブメントのデザインは、2019年に刷新した38mmモデルに搭載された「キャリバー 12.1」から受け継ぐ。日付表示を持たないのも歴代33mmモデルと同じ。ダイアルの洗練された機能美が、より引き立つ。自動巻き。高耐性セラミック、ケース直径33mm、200ｍ防水。各106万1500円。


Cal.12.2は、小型であってもCOSCを取得。自動巻きローターは、シャネルのアルノー シャスタン氏による”完全な円”に仕立てられている。パワーリザーブは50時間。

◆シャネルの詳しい商品情報についてはコチラ！

問い合わせ＝シャネル（カスタマーケア） Tel.0120-525-519

文=高木教雄　写真＝近藤正一

（ENGINE 2023年1月号）

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