2023.02.02

CARS

ハイブリッドを備えたアルファ・ロメオ待望の小型SUV「トナーレ」登場 

アルファ・ロメオはCセグメント・サイズの新しいSUV「トナーレ」の日本市場への導入を開始した。車名は兄貴分のDセグメント・サイズのSUV「ステルヴィオ」と同じくイタリアにある峠の名称に由来する。

3連式ヘッドライトがイケてる

プジョー3008やメルセデス・ベンツGLA、BMW・X1あたりがライバルとなるトナーレ。エクステリアにはアルファ・ロメオが1989年に発表した2ドア・クーペの「SZ」などに着想を得た3連式のヘッドライトを装着。アルファ・ロメオとしては初めて取り入れたマトリクスLED式で、ひとつひとつのライトを縁取るようにデイタイム・ライトが光る。リアには同じく3連デザインのテールライトを採用。



往年のアルファ・ロメオの特徴を取り入れる

また、「ジュリア・スプリントGT」など1960年代に登場したジュリア・ベースの2ドア・クーペ・モデルを思わせるショルダー・ラインや、2006年に500台限定で販売された「8Cコンペティツィオーネ」を想起させるサイド・ウインドウのラインなど、歴代モデルの特徴が盛り込まれた。

ボディ・サイズは「カローラ・クロス」とほぼ同等の全長4530mm×全幅1835mm×全高1600mm。ステルヴィオと比べると全長が160mm短く、全幅が70mm狭く、全高が80mm低い。ホイールベースは2635mmで、ステルヴィオよりも185mm短い。車両重量は1630kg。

インテリアはツインバイザーを組み合わせた12.3インチの大型デジタルメーターをはじめドライバー中心のデザインを採用。センターメーターは10.25インチで、ナビゲーション・システムはアイシン製。またアルファ・ロメオ初の車載通信モジュールを全車標準装備とした。



1.5リッター・ターボ+モーター

パワートレインはアルファ初のマイルド・ハイブリッドを搭載。160ps/240Nmの1.5リッター直4直噴ターボに、20ps/55Nmの48Vモーターを内蔵したデュアルクラッチ式7段自動MT(DCT)とベルト駆動のスターター・ジェネレーターを組み合わせる。15〜20km/h程度まではモーターで走行し、モーター負荷が高まるとエンジンを始動。アクセル・オフ時のコースティングや減速時のエネルギー回生も行う。

プラットホームは「ジープ・コンパス」などにも用いられているステランティス・グループの「スモールワイド・プラットフォーム」で、専用の前後ストラット式サスペンションを備える。



524万円~

グレードはベース・モデルの「Ti」と、20インチ・ホイールやヒーターとベンチレーターを備える電動調整式レザー・シート、ハーマンカードン・プレミアム・オーディオなどを装備した導入記念モデルの「エディツィオーネ・スペチアーレ」の2機種を用意する。

価格はTiが524万円、エディツィオーネ・スペチアーレが578万円となっている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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