2023.10.04

CARS

マツダCX-30が一部改良で進化 ただし、スカイアクティブXとMTが廃止になったのは悲報かも

マツダがCセグメント・サイズのSUV、「CX-30」に一部改良を実施。安全性と利便性、快適性に関する装備の充実を図った。

◆運転支援装置が進化

安全面では、AT誤発進抑制制御の設定を変更。検知対象を従来の車両や壁のほかに前方歩行者を追加した。また、ドライバー・モニタリングはわき見警報機能を加えている。



◆ディスプレイを拡大

インテリアではセンターディスプレイを8.8インチから10.25インチに拡大。さらにApple CarPlayワイヤレス接続やワイヤレス充電、照明付きのUSB-C端子を追加した。

コネクティッド・サービスは機能をCX-60やマツダ3と同等に格上げ。車両への悪戯や盗難の発生時に警備会社からガードマンを派遣する「マツダマイカーケア」と任意設定した速度や運転時間などに達すると専用アプリに通達する「ドライバーケア」を組み合わせた「見守りプラン」、アプリ経由でエンジンのオンやオフができるリモートエンジンスタートも使用可能となった。

ボディ・カラーにはセラミックメタリックとジルコンサンドメタリックの新色を設定し、全9色を展開する。



◆ラインナップを大幅に縮小

パワートレインは、2.0リッター直4ガソリン・マイルド・ハイブリッド(MHEV)と1.8リッター直4ディーゼル・ターボでトランスミッションは6段ATのみ。駆動方式は一部グレードを除き前輪駆動(FF)と4WDを設定する。なお今回の改良を機に、圧縮着火機構を備えたスカイアクティブXエンジンとMT搭載車がすべてラインナップから落ちた。

また部改良と同時に、特別仕様車の「レトロ・スポーツ・エディション」を設定。「ブラック・トーン・エディション」をベースにスポーティさと上質感を高めた内外装と高機能なシートやオーディオなどを追加装備した。

発売は10月下旬を予定している。価格は255.64万〜367.84万円。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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