ユリス・ナルダン ブラスト フリーホイール マルケトリ
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ここまでやるか!? 複雑時計、最前線! 技術的な探究をし尽くした複雑時計はどこへ向かうのか。その答えのひとつがアートピースとしての可能性だ。雑誌エンジンの時計委員会は、高度な複雑時計を芸術作品として表現するさまざまなアプローチに注目。今回は、シリコンパーツの先駆者、ユリス・ナルダンがハイテク技術を駆使した最新作、「ブラスト フリーホイール マルケトリ」を取り上げる。ムーブメントの動力源や歯車がまるで動くモダンアートのように表現された超複雑機能とは? 時計委員会のメンバー、時計ジャーナリストの篠田哲生と高木教雄のコメントやいかに!
考えた人のアタマの中をのぞきたい
いい意味で、才能の浪費。それがユリス・ナルダンだ。歴史も長くて技術力も高いのに、普通のことはやりたくない。この時計の場合、輪列の配置をダイアル上と下に分けることで、トゥールビヨンやパワーリザーブ表示が宙に浮いているように見せているし、伝統的装飾技法であるマルケトリも、ハイテク素材のシリコンを使って表現している。しかし優れた技術で徹底的に時計を遊ぶという姿勢は、他では味わえないもの。オンリーワンな時計だからこそ、好事家にはたまらんのです。(時計ジャーナリスト・篠田哲生)
シリコン技術の研鑽が結実
2001年、ユリス・ナルダンはいち早くシリコンパーツを採用し、その製造会社シガテックを2006年に設立している。どこよりも長いシリコン技術の研鑽が、このモデルに結実した。トゥールビヨンのキャリッジが内包する脱進機とテンプはシリコン製で、さらにシリコン技術を駆使したコンスタントフォース機構ユリス・アンカーを装備。そしてブルーの濃淡で織り成すマルケトリダイアルも、シリコン製である。シリコン技術を精度と審美性、両方の向上のために用いているのは、ユリス・ナルダンならでは。(時計ジャーナリスト・高木教雄)
ブラスト フリーホイール マルケトリハイテクの極致をゆく最新作は、レーザー加工によるホワイトゴールドのケースにサファイアクリスタルのボックスをはめ込み、ムーブメントの動力や歯車、トゥールビヨンの露わなパーツがモダンアートのような斬新なデザインを形作る。ブルーの背景は、「ブラスト」では初となるシリシウムの寄木細工だ。手巻きトゥールビヨン。パワーリザーブ約7日間。ケース直径45mm。1916万2000円(ENGINE 2023年11月号)
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