2024.01.25

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これはすごい! 直径20mmの巨大なトゥールビヨンに目が釘付け!! フランク ミュラーのギガ トゥールビヨン

ここまでやるか!? 複雑時計、最前線! 技術的な探究をし尽くした複雑時計はどこへ向かうのか。その答えのひとつがアートピースとしての可能性だ。雑誌エンジンの時計委員会は、高度な複雑時計を芸術作品として表現するさまざまなアプローチに注目。今回は、技術面でのアプローチから超複雑で希少なアートピースへと進化させたパテック フィリップの「東京2023リミテッド・エディション」を取り上げる。日本で初公開された超複雑機能とは? 時計委員会のメンバー、時計ジャーナリストの柴田充と高木教雄のコメントやいかに!

“渦巻き”に視線が吸い込まれる 柴田充


この春、久しぶりにフランク ミュラー氏を取材した。印象深かったのは、かつて友人のエルトン・ジョンから、壮年になってアニメ映画の音楽を手がけた理由を訊ねたところ“オープンでありたかったから”と聞き、時計製造を見せるウォッチランド設立を思い立ったということ。その共感ぶりは時計からも伝わる。世界最大級のトゥールビヨンは、語源である“渦巻き”のように視線が吸い込まれ、香箱もオープンにさらす。それでいてまるでお面のようなフェイスはユーモラスで親しみやすい。そんなフランクな時計を推す。

ゆったり時をカウントする様が、優雅 高木教雄

姿勢差によって生じる重力方向の変化を平均化し、高精度を得る──そんな本来の役割以上に、現在のトゥールビヨンは見た目の華やかさが尊ばれている。直径およそ20mmという最大級のキャリッジを持つ「ギガ トゥールビヨン」は、まさにダイアルの花形。

そこに収まるテンプも巨大で、毎時1万8000振動でゆったり時をカウントする様子が、実に優雅である。新型ケースのグランド カーベックスは、ダイアルも拡張されたため特大のトゥールビヨンを載せるのに向き、その魅力を最大限に引き出す。

フランク ミュラー グランド カーベックス ギガ トゥールビヨン
ブランド設立から30年を経てトノウ カーベックスのケースデザインを一新。従来より曲線美を強調し、フェイスを立たせた新構造のケースで世界最大級のトゥールビヨンを搭載する代表作を表現。直径約20mmの巨大なトゥールビヨンや2セットによる4個の香箱を露わにしたダイアルは圧倒的な迫力だ。手巻き。パワーリザーブ約100時間。ピンクゴールド、縦55.7mm×横38mm。予価3960万円。

(ENGINE 2023年11月号)

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