レクサスLMをプレミアム・ミニバンから、さらにその上を行く高級車にトムスがカスタマイズ

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レクサスが新たな選択肢として提案するフラッグシップ・ミニバンの「LM」を、トヨタやレクサス・ベースのコンプリートカー販売やカスタムパーツの開発および販売などを手掛ける「トムス」がカスタマイズし、東京オートサロン2024で世界初公開した。

メルセデス・ベンツに対するマイバッハ

今回出展されたトムス・レクサスLMはこれまでのドレスアップといえば派手なエアロパーツや低い車高といった既存の概念とは異なるアプローチで製作された。輸入車で例えるならば、メルセデス･ベンツに対するマイバッハのような存在である。

真骨頂は内装

LMにおけるカスタマイズのコンセプトは「不易流行」（ふえきりゅうこう）。普段はまるで使わない言葉だが、その意味は「いつまでも変わらない本質的なものを大事にしつつ、新しい変化も取り入れる」ことだという。

外観では品の良い2トーン・カラーと、一段と高級感のあるアルミホイールに目がいく。真骨頂はインテリアだろう。シート座面は組子柄の模様で、天井に配された組子柄の照明は四季で色と柄が変化する。このほか檜のエアコン・ダクトや赤色の山形緞通（だんつう）を使ったフロアなど、日本らしくて心地よい品質を持つといったほかとは異なる独自性を感じさせる。また、フェンダー内に調音シートを施工するなど、「さすがはトムス！」といったモディファイも行われている。

プラス800万～1000万円

参考カスタム価格は800万～1000万円ということだが、もし筆者に2000万円のレクサスLMを買える財力があれば、もうひと頑張りしてトータル3000万円の「トムス・レクサスLM」を手に入れたいと妄想してしまった。

トムスは今年創立50周年を迎え、トヨタ系スポーツカーのレストア事業への参入など、新たな取り組みを行うと発表。これまで以上に様々な顧客のニーズに広く深く応えていくという。

文・写真＝木原寛明

（ENGINE WEBオリジナル）

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