2024.02.18

CARS

最上位モデル約1500万円のテスラ・サイバートラックが豊洲に出現 未来感たっぷりのデザインを体感

2月15日に日本初披露が行われた「テスラ・サイバートラック」が、会場となる東京・豊洲にあるチームラボ プラネッツTOKYO DMMで引き続き一般にも公開されている。

テスラ初のピックアップトラック

サイバートラックはイーロン・マスク氏率いる電気自動車=バッテリーEV(BEV)専用メーカーであるテスラ社初のピックアップトラック。北米で最も大きな販売台数を誇るライトトラック市場に向けた意欲作だ。



銃弾を通さない

特徴はなんといってもスタイリングだ。折り紙細工のような面構成を持つ外観はSF映画からそのまま飛び出てきたような未来感の溢れたデザインを持つ。外板パネルはステンレス・スチール製で、銃弾を通さないほどの強度を持っているという。サイバートラックでは素材むき出しで塗装も行われていないので、環境にも優しい。

メートル換算したボディ・サイズは、全長×全幅×全高=5682.9×2413.3×1790.8mm。北米ではありふれたサイズだが、4トン・トラックよりも広い全幅をはじめ、日本で見るとかなり巨大だ。



スーパースポーツと同等の加速性能

ラインナップは上から順に、「CYBER BEAST」(サイバー・ビースト)、「ALL-WHEEL DRIVE」(オール・ホイール・ドライブ)、「REAR-WHEEL DRIVE」(リア・ホイール・ドライブ)の3グレード。

サイバー・ビーストは前後1モーターずつの2モーターを用いた4WDで、システム最高出力は845ps。0-96km/h加速は2.6秒(0-100km/h加速は2.7秒)、最高速度は209km/hで、航続距離は515kmを誇る。オール・ホイール・ドライブも同じく4WDを採用し、最高出力600ps、0-96km/h加速は4.1秒、最高速度は180km/hで、航続距離は547kmリア・ホイール・ドライブはリア1モーターの後輪駆動で、モーターの出力は未発表だが、0-96km/h加速は6.5秒、航続距離は402kmとなっている。



最上位モデルは約1500万円

4WDモデルはすでに生産が開始されているが、後輪駆動モデルは2025年になる予定。アメリカでの販売価格は、サイバー・ビーストが9万9990ドル(約1500万円)、オール・ホイール・ドライブが7万9990ドル(約1200万円)、リア・ホイール・ドライブが6万990ドル(約920万円)となっている。

サイバートラックの展示はチームラボ プラネッツ TOKYO DMMで2月26日まで行われたのち、関東、東海、関西、九州での展示ツアーが行われる。

残念ながら、今のところ日本市場への導入予定はなし。したがって、今回は日本でサイバートラックを見る数少ない機会となる。このチャンスをお見逃しなく。

なお、ボディ・サイズ、モーター出力、性能の数値、価格はいずれも北米仕様値で、必要に応じて換算している。

文=新井一樹(エンジン編集部) 写真=エンジン編集部

(ENGINE WEBオリジナル)

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