2024.05.12

CARS

頭金なし、漢の96回払いで買った14年オチのケイマンと、新車並行でもうすぐ20年のムルティプラ エンジン編集部員のちょっと古い愛車を公開! 愛があればなんとかなる!!

エンジン編集部のちょっと古いクルマたち!

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エンジン編集部のパーキングには、いつもちょっと古いクルマが駐まっています。エンジン・ウェブで長期リポートをしているシトロエン・エグザンティア以外にも、なかなか面白そうなクルマがいるんです。そこで今回、編集部の4人の4台の愛車、ポルシェ・ケイマン(2010)、フィアット・ムルティプラ、マツダ・ロードスター(NB)、シトロエン・エグザンティアを一堂に集めてみることに。あれ、でも1台姿がないような……。


一番若手が一番いいクルマに乗ってる(笑)

上田 モータージャーナリストに続いて本誌編集部員にも、なぜ今、ちょっと古いクルマなのかを、愛車を紹介してもらいつつ語ってもらいましょう。クルマが新しい順にいくと、最初はアルバイトの大手くんのケイマン。22歳で一番の若手です。

塩澤 おいおい、一番若手が一番いいクルマに乗ってないか?(笑)

大手 いわゆる987、初代ケイマンの後期型で、最初の水冷フラット6の弱点とされているインターミディエイト・シャフトのないモデル。内装もお洒落な茶系で、値オチが少ないMTです。

編集部アルバイト、オオテの2010年型のポルシェ・ケイマン。ほぼインテリアはオリジナルのまま。2023年7月にそれまで乗っていたアルファ・ロメオ・ブレラから乗り換えた。以来1カ月で1000kmほどのペースで走らせている。

上田 なんか手堅いねぇ。ちょっと若手にしては守りに入りすぎでは。

大手 でも頭金なし96回払いなので。乗り換え時の下取りも考えて。

塩澤 それはチャレンジャーだ!

村山 大手くんは家族のアルファ・ロメオ147のトラウマがあるんです。以前、連載「若者だってクルマ好き!」にも登場しているんですが。

大手 実家には僕が生まれた時から22年、父が乗る147があって、これが本当によく壊れて。家族で乗っている時に立ち往生してレッカーで運ばれたり、コンピュータが見つからなくて半年不動になったり……。

上田 よくない英才教育だ。

キャリアの上に折り畳み式ルーフ・テントを載せてキャンプにも行く。サーキット走行も体験済。トラブルはいまのところオイルのレベルゲージ・センサーの不良程度。

大手 小さい頃はスーパーカーも好きだったんですが、あるとき父の雑誌を読んでいて、急にアルファ・ロメオの75が格好良く見えたんです。一同 (笑)

大手 分岐点だったんでしょうね。それからちょっと古いクルマが欲しくなった。でもそういうクルマは今、軒並み値段が上がって、部品も手に入りにくい。まだ社会人にもなっていないので、大きな故障があったらどうしようもなくなっちゃう。そこで買ったのが少し新しいアルファ・ロメオ・ブレラでした。

上田 自分で直す手もあるよ。

大手 実は人生最初のクルマがユーノス・ロードスターなんですが、それもまだ持っていまして、DIYをして楽しんでいます。

塩澤 え! 2台持ちなんだ!

写真は編集部オオテの携帯アルバムより。愛車ケイマンをけして虎の子扱いせず、スタッドレス・タイヤを履かせてスキーやスノボも楽しむ。

大手 僕にとってブレラから乗り換えたケイマンは、価格的にギリギリなんとか手に入るスーパーカーでもあるんですよ。

上田 その割にはアウトドアだとか、けっこう使い込んでいるよね。

村山 径の大きなスタッドレス・タイヤを履いていると911ダカールみたいで格好はいいけど。

大手 147を見ていたから使い倒したくて。あと、若いうちに色々なクルマに乗りたい。そうして、最終的に添い遂げるクルマを選びたい。今も段付きのジュリアが欲しい。

上田 完全なる純粋培養だ。

塩澤 手堅いけど、ちょっと古いクルマが、新車よりずっと安価に手に入るという点をうまく利用している。実際乗って使えているし。

大手 ロードスターでは北海道から九州まで行きました。ケイマンでも行きたい。今のところ壊れなそうな安心感はあるんですが、一発何かあったら、という恐怖もあります。


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