「虎景軒スペシャリティ 黒毛和牛フィレ肉 ペンジャ産黒胡椒炒め 黒にんにくソース」
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今年3月にアマンの姉妹ブランドホテルとして麻布ヒルズ内にオープンした「ジャヌ東京」。ホテル内にあるレストランの中でもとりわけ魅力的なのが、中華の名手による絶品料理の数々が楽しめる「虎景軒(フージン)」だ。
珍しい通好みの料理も
2024年3月に開業した「ジャヌ東京」は、世界中にラグジュアリー・リゾート&ホテルを展開する「アマン」の姉妹ブランドホテル。隠れ家的かつ静謐なイメージの「アマン」に対し、ソーシャル&エネルギッシュなイメージを持つ「ジャヌ」ブランドのホテルとして、世界で初めて誕生したのが麻布台ヒルズの「ジャヌ東京」だ。
ホテルには8つのレストラン&バーがあり、中でもオリジナリティのあるメニューが魅力的なのが「虎景軒(フージン)」。広東料理の技法をベースとし、中国各地の料理を現代的にアップデートさせて提供するシェフ・山口祐介氏は、東京の人気中華「JASMINE」グループの総料理長を経て、「星野リゾート 嘉助天台」の総料理長として活躍した中華の名手。シグネチャーの北京ダックや豊富な点心、海鮮料理が人気だが、他にも見逃せない料理が多い。

たとえば「虎景軒スペシャリティ 黒毛和牛フィレ肉 ペンジャ産黒胡椒炒め黒にんにくソース」は、黒毛和牛フィレ肉の力強い旨みと、その揚げたての表面にまんべんなく絡むタレのペンジャ産黒胡椒の粒々の食感、そして華やかな香りが楽しめる定番料理。肉汁をふっくらと閉じ込めた黒毛和牛フィレ肉は、揚げる前におろした玉ねぎでマリネしているため、繊維を感じないほど柔らかだ。
日本では珍しい通好みの料理も用意されており、たとえば「本日の鮮魚姿蒸し潮州ガーリックレモン風味」は潮州料理特有の咸(ハム)レモンの風味が爽やか。「自家製塩漬け肉と手割り豆腐の台州家庭風スープ煮込み」など、最近人気の台州料理もお楽しみあれ。
文=小松めぐみ(フード・ライター) 写真=田村浩章

(ENGINE2024年7月号)
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