2024.07.30

CARS

生まれた時に家にあったのは初代パンダ、記憶は145から 沼るべくして沼った(笑)フィアット・ムルティプラとフィアット600を2台持ちして溺愛するオーナーはまだ24歳!!

フィアット・ムルティプラとフィアット600の2台持ちを満喫するオーナーの日比さん。

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1958年式と2003年式。45年の隔たりがある2台のフィアットを溺愛するのは、幼い時からイタリア車好きとして育った24歳の青年。なぜ彼は若くしてフィアットを溺愛するようになったのだろうか?

これだけは乗り続けたい

街中ではもうほとんど見かける機会がなくなった、2代目フィアット・ムルティプラ。ブラーボ/ブラーバのプラットフォームをベースに1998年に登場したMPVで、多彩なアレンジが可能なフロント3席、リア3席のレイアウトと、Aピラー下にハイビーム用のヘッドランプを配置した個性的なスタイルが特徴的な玄人筋の評価が高い1台でもある。

2003年から日本でも正規輸入が開始された2代目ムルティプラ。


すでにネオ・クラシックの風格も漂い始めているムルティプラを前に「これだけはずっと乗り続けるつもりです」と豪語する24歳の青年がいる。それがオーナーの日比豊人さんだ。しかもムルティプラだけでなく、最近になって父親よりも年上! の58年型フィアット600を手に入れて2台持ち生活を送っているのだと聞いて、俄然興味が湧いた。

「両親がクルマ好きで、ずっとイタリア車に乗っているんです。僕が生まれた時にあったのは初代パンダ。記憶にあるのはアルファ・ロメオ145からですね。物心ついてからは、もう1人で勝手に沼に入っていったような感じです」

「外気温計がおかしいくらいで不具合は一切なし。将来的には全塗装したいです」。


子供の頃に好きだったのはフェラーリや、ランボルギーニといったスーパーカーたちだったが、中学生の頃にはマセラティに興味をもつようになり、18歳で免許を取ると念願の愛車を手に入れる。

「理想を言うとキリがないので買える範囲で乗りたいクルマ……として、09年型のアルファ・ロメオ・ミト1.4ターボ・スポーツを買いました。もちろん6段MTです。周りはAT限定が多いですけど、買うならMT一択と思っていました」

でもそこで一気にクルマ趣味生活が開花することはなく、大学への通学のほか、旅行に行くなどのデイリー・ユースがメインで、自動車部に入ったり、イベントに出たり、クルマ仲間が増えたりするようなことはなかったのだそうだ。

「変わったのは大学2年の時。クルマ、それもあわよくばフィアットやアルファに触れたらとディーラーでアルバイトを始めたんです。そこで車検の回送とか、手伝いをしている中で楽しいなと思うようになりました。そして3年になってからは、横浜でイタフラ車の並行輸入を得意とする店で働き始めました」



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