2024.07.10

CARS

このご時世でまさかの値下げ 買い得感を増した新型フォルクスワーゲンT-クロスが受注を開始

フォルクスワーゲン・ジャパンは、「Volkswagen NEW ERA」と題し、マイナーチェンジを受けた新型「T-クロス」、フルモデルチェンジとなる新型「ティグアン」、同じく全面改良になる新型「パサート」、マイナーチェンジになる新型「ゴルフ」といった、このあと順次発売される4車種の新型車を一同に集めてプレス向けに公開した。

3年連続輸入車SUVナンバーワン

4車種の中で最も早く市販化されるのは、BセグメントSUVのT-クロス。2020年から2022年まで3年連続で輸入車SUV登録台数1位を獲得した人気車種だ。ちなみに、2023年の1位になったのは、兄貴分のフォルクスワーゲンT-ロック。数ある輸入SUVの中でもフォルクスワーゲン勢が強さを見せている。



取り回しの良さはそのまま

新型T-クロスは、全長×全幅×全高=4140×1760×1575mmというコンパクトなサイズを活かした最小回転半径5.1mという取り回しの良さはそのままに、ライト類やバンパーのデザインを中心に、エクステリア・デザインが刷新された。

また、T-クロスの特徴でもあるカラフルなボディ・カラーに、新色の「グレープ・イエロー」、「クリアブルー・メタリック」、「キングズレッド・メタリック」が加わり、全8色が用意されるのも大きな特徴だ。中間グレードの「TSIスタイル」に、落ち着いたグレー基調のデザイン・パッケージの「ミストラル」もオプションで設定された。ポップなイメージのT-クロスがシックな仕立てになり、従来よりも幅広い層に訴求している。

先進装備の強化もトピックス。T-クロス初のLED式マトリックスヘッドライトの「IQ.LIGHT」を搭載。ライトの照射範囲の高度な制御を行うことで夜間の安全な走行をサポート。対向車や先行車を幻惑させることなく、確かな視認性を確保する。また、全グレードに同一車線内全車速運転支援システムの「Travel Assist」が標準装備され、車間距離と走行レーンをサポートするだけでなく、渋滞時や先行車が停止するまで制御することで、ドライバーの疲労軽減に寄与する。



インテリアの質感が向上

インテリアは、ダッシュパッドにソフト素材が採用されたことで質感の向上が図られている。さらに、プレミアム・サウンド・システムの「ビート・サウンド・システム」や、フロント・シート・ヒーターの採用により、快適性の向上も盛り込まれた。

グレード展開はこれまで通り、アクティブ・クルーズコントロールの「Travel Assist」やレーンキープ・アシスト・システムの「Lane Assist」など最新の運転支援システムが標準化されたエントリー・グレードの「TSIアクティブ」、IQ.LIGHTや運転席と助手席のシート・ヒーターを標準装備したラグジュアリー・グレードの「TSIスタイル」、スポーティなエクステリアをまとい専用シートや18インチ・アルミホイールを装着するスポーティ仕様の「TSI R-ライン」の3グレード展開となっている。なお、搭載されるパワートレーンも従来型同様、1.0リッター直3ターボのTSIとデュアルクラッチ式7段自動MTのDSGの組み合わせのみとなっている。

価格は、TSIアクティブが329万9000円、TSIスタイルが359万9000円、TSI R-ラインが389万5000円。従来モデルに対して、アクティブは1万7000円高、スタイルは2万1000円高となったが、R-ラインは、10万3000円の値下げとなっている。アクティブとスタイルは装備の追加に掛かる費用よりも値上げ幅は抑えられ、さらにR-ラインは、このご時世でも値下げを断行するなど、魅力的な設定となったことで、さらなる拡販を狙っている。

2024年7月6日から予約注文を開始。デリバリーは2024年9月下旬以降の予定となっている。



文=塚田勝弘

(ENGINE WEBオリジナル)

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