2024.07.12

CARS

フェラーリならテスタロッサ シボレー・コルベットに赤いヘッド・カバーのV8を搭載した特別仕様車が登場

8世代、約70年という歴史を誇るアメリカン・スポーツの雄である「シボレー・コルベット」は、現行型からミドシップ化され、走りやパッケージングだけでなく、本格スーパースポーツのエクステリアも享受できるようになった。日本には、コルベット初の右ハンドル仕様を導入。伝統のV8エンジンをはじめ、動力性能の高さを誇るだけでなく、日常での扱いやすさなど、ハイパフォーマンスと洗練された操作性と快適性を備えている。

初代コルベットへのオマージュとリスペクト

2024年7月4日に発売された特別限定車の「シボレー・コルベット・レッド・フレイム・シリーズ」(RED FLAME SERIES)は、伝統のV8エンジンを真っ赤に彩るエッジ・レッドのエンジン・カバーを装着することで、その心臓部に宿る走りへの熱い情熱を表現。エンジン・カバーから覗く赤いヘッドは、走り出す前からオーナーをその気にさせてくれそうだ。かつて初代コルベット(C1)に搭載されたエンジン・カバーは、特徴的なブルーでペイントされていて「ブルー・フレイム」(Blue Flame)と呼ばれていた。このレッド・フレイム・シリーズはそれに対するオマージュとリスペクトが込められているという。



エンジンを際立たせる演出

今回の限定車には、6.2リッターV8OHVエンジンを搭載する「LT2」の存在感をさらに際立たせる特別装備の「エンジン・アピアランス・パッケージ」を装着。これにより、クーペにはビジブルカーボンファイバーの装飾パネルがエンジンを囲うように施され、またコンバーチブルにはルーフ開閉時にエンジンを垣間見ることができるクリア・ウィンドウ付きエンジン・ベイパネルが日本向けとして初搭載された。美しいレッド・フレイム・エンジンを愛でることができる、限定モデルならではの特別感を味わうことができる。



ボディは赤と黒の2色

ボディ・カラーは、コルベット栄光のサーキット・パフォーマンスを象徴する「フルレングス・デュアル・レーシング・ストライプ」に深みのあるレッドを組み合わせた「レッドミスト・メタリック・ティントコート」と、日本初採用のブラックとなる「カーボンフラッシュ・メタリック」の2色。限定車専用の「カーボン・フラッシュ・ペイント」のホイールから見える「エッジ・レッド」のブレーキ・キャリパーが足元を引き締めている。

インテリア・カラーは、レッドミスト・メタリック・ティントコートにはベージュの「ナチュラル・ディップド」、カーボンフラッシュ・メタリックには赤色の「アドレナリン・レッド ディップド」が組み合わされる。ナッパレザー張りの上質な「GT2シート」に、「ステルス・インテリア・トリム・パッケージ」の「ブラック・アルミニウム・トリム」が組み合わされ、ラグジュアリーで高性能なコックピットに仕立てられている。

クーペとコンバーチブルともに赤と黒のボディ・カラーを設定。販売台数はそれぞれ10台ずつの計40台となる。価格は、クーペが1740万円、コンバーチブルが1890万円。



文=塚田勝弘

(ENGINE WEBオリジナル)

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