2024.07.17

CARS

GR86カップ・カー・ベーシックも新型に進化 一部改良でライバルに差をつける

トヨタカスタマイジング&ディベロップメントが展開する「TRD」ブランドから、2024年7月12日にワンメイク・レースやそのほかのモータースポーツのベース車両として活用できる「GR86カップ・カー・ベーシック」の一部改良モデルを発売した。先日行われたベース車であるGR86の改良を受けたものだ。

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改良内容はベースモデルに準ずる

改良の内容は、ドライバーのアクセル操作でのコントロール性とレスポンスの向上を図るために電子スロットルの設定変更。さらに、路面追従性を向上させ、大きな入力に対しての安定感を高めるために電動パワーステアリングの制御変更も行われた。また、ウィンカー・レバーが、操作時にニュートラルポジションに戻るモーメンタリ式から操作方向に一時的に固定され、作動終了後に自動で戻るロック式に変更されている。

ボディ・カラーは、「ブライトブルーII(XDA)」が廃止され、「リッジグリーン(DMG)」が新たに設定された。



カップ・カー・ベーシックの架装内容に変更はない

カップ・カー・ベーシックの架装内容に変更はない。専用架装となるロールケージ(6点式+サイドバー)は、専用設計のインパネ貫通式ロールケージで、基本構造6点と運転席と助手席にサイドバーが備わり、JAF国内競技車両規則「スピードB」および「スピードSA」適合。上記規則の求める最小パイプ径(Φ35mm)を上回るΦ40mmの設計としていて、安全性が確保される。乗車定員の4名に変更する必要もない。ロールケージへの干渉がないようカットされた専用設計のフロアマットも用意。純正品同等の素材と固定具を使った安心設計になっている。

また、エンジン・オイルクーラーは、パフォーマンス・アップしたベース車に最適化された空冷式で、安定的にレーシング・スピードでの周回走行が可能な冷却性能を確保している。

価格は361万6200円。



文=塚田勝弘

(ENGINE WEBオリジナル)

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