2024.07.27

CARS

ホンダWR-Vと同じインド生まれ 今秋登場のスズキ・フロンクスの詳細が明らかになった

今秋発売予定のスズキの新しいBセグメントSUV、「フロンクス」に関する新たな先行情報が明らかになった。

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エスクードの実質的な後継車

2024年4月で販売が終了した「スズキ・エスクード」の実質的な後継車として、今秋の登場するのがこのフロンクス。インドで生産されるBセグメントSUVである。インドでは2023年から「マルチ・スズキ」社の上級ブランドである「NEXA」(ネクサ)から発売されている。当初は日本への導入は予定になかったが、昨今の市場動向を受け、「コレ、行けるんじゃない?」ということで、導入されることになったそうだ。



立派に見える

二段式のヘッドライトや抑揚の大きなボディ・パネル、フロント・グリルをはじめ多用されているクローム・パーツなど、実用的なBセグメントとしてはかなり「立派なクルマ」に見える。トヨタにおけるレクサスのような立ち位置に立つ上級ブランドのネクサ配下のモデルということが影響しているのかもしれない。ボディ・カラーはブラック・ルーフを持つ2トーン仕様が5色、モノ・トーンが2色の計7色を用意している。

全長×全幅×全高=3995×1765×1550mm、ホイールベース=2520mmというボディ・サイズは、ライバルと比べると「トヨタ・ライズ」&「ダイハツ・ロッキー」に次いで小さい。しかし、作り込まれたデザインの効果なのか、実物は寸法よりも大柄に見える。コンパクトなボディ・サイズを活かした4.8mという小さな最小回転半径もフロンクスの魅力のひとつだ。



内容も凝っている

内装も2トーンのインテリア・カラーを軸にシルバーの化粧パネルを採り入れるなど、外観同様に上級ブランド・モデルと感じさせるひと手間掛かった凝ったつくりになっている。ちなみに、この配色は日本仕様のオリジナルだという。

後席の居住性にも配慮。平佐はもちろんのこと、静粛性を高めることで快適な空間を目指している。



1.5リッターのマイルド・ハイブリッド

インドでは1.0リッター・ターボや1.2リッターが設定されているが、日本仕様のパワートレインはベルト駆動式のマイルド・ハイブリッドを備えた1.5ℓ直4を採用。エンジンの出力は101ps/6000rpm、135Nm/4400rpmで、モーターの出力は3ps/800-1500rpm、60Nm/100rpmを発生する。変速機は6段AT。前輪駆動のほかに、日本のために4WDが追加されているのがトピックだ。

プラットフォームは軽自動車からスイフトまでスズキが幅広く用いている「ハ―テック」を採用。車両重量は1070kgという、ライバルよりも軽めの設定となっている。

運転支援装置も充実。電動パーキング・ブレーキを採用することで、全車色追従式のアクティブ・クルーズコントロールを搭載するほか、レーンキープ・アシストをはじめ、最新の装備を備える。

残念ながら、価格や正式発表日は未定のままだ、8月1日から先行展示会が全国各地で開催される予定だ。



文=新井一樹、写真=茂呂幸正

(ENGINE WEBオリジナル)

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