2025.06.03

CARS

こんなに違った!ポルシェ911メーターパネル 最新型と旧型を比べてみた【エンジン編集部長期リポート 79号車 ポルシェ911カレラ4S(996型)#72】

上は992後期型、下は79号車のメーターパネル

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エンジン編集部の長期テスト車、79号車のポルシェ911カレラ4S(996型)の今回のレポートは、2024年9・10月号のアーカイブから。同年6月にスペインで行われた992後期型の海外試乗会に参加した編集部ムラカミが、帰国後79号車のメーターパネルを見て、その変化に驚いたというエピソードです。

911よ、お前もか

下の写真は、スペインのマラガで開かれた国際試乗会に参加した時に、スマホで撮った992後期型のメーターパネル。初めて見た時には、「911よ、お前もか」という言葉が思わず口をついて出そうになりました。

下はもちろん79号車のそれ。



さて、みなさんはどんな感想を持たれるでしょうか。好みは人それぞれだし、デジタルのバーチャル・メーターになったことで、スイッチで切り替えればマップやカメラ映像など様々な情報を表示できるようになり、利便性が増したことは間違いありません。それでもなお、私は一抹の寂しさを覚えずにはいられないのです。

992前期型でデジタル画面の導入が始まった時には、残された中央のリアルな回転計こそが最後のポルシェの良心だ、と乗るたびに感じたものです。それもついに消え、同時にエンジン始動スイッチも電気製品のような押しボタンになった。

時代の進化に逆らう気持ちはないけれど、帰国して79号車に乗った時に、やっぱりリアルな針がついたアナログ5連メーターは味が濃くていいなあ、としみじみ思ったのは事実です。

文=村上 政(ENGINE編集長)

■PORSCHE 911 CARRERA 4S
導入価格(新車時):340万円(1244万2500円)
導入時期:2017年4月
走行距離(導入後):13万2073km(4万9688km)

◆エンジン編集部長期リポート 79号車 の連載一覧はこちら

2017年に79号車ことポルシェ911 カレラ4S(996型)が編集部にやってきた時の様子

(ENGINE2024年9・10月号)

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