2024.07.31

CARS

スタート価格はついに2000万円オーバー 新型メルセデス・ベンツGクラスが販売を開始

2024年7月26日、メルセデス・ベンツのSUVの中でも孤高の存在である「Gクラス」のマイナーチェンジ・モデルの販売が開始された。

まずは導入記念のローンチ・エディションから

グレード展開は、「G450dローンチ・エディション」と、「AMG G63ローンチ・エディション」の2タイプを設定している。



AMGラインパッケージを標準装備

G450dのエクステリアは、フロントに力強さをもたらす4本の水平ルーバーを備えたグリルと円形と角形を組合わせた特徴的な形状のエア・インテークを備えたバンパーを採用。Aピラーの形状最適化をはじめ、ルーフ前端にリップスポイラーを追加するなど、空力性能の向上も盛り込まれている。

また、内外装にAMG仕様のパーツが装着される「AMGラインパッケージ」が標準装備になるほか、従来オプションだったボディ同色スペアタイヤ・カバーも標準化されている。ホイールはハイグロスブラックとハイシーン仕上げの20インチAMGアルミホイールが採用されている。



MBUXをGクラス初搭載

インテリアには、タッチスクリーン式ディスプレイを備えたインフォテインメント装置の「MBUX」をGクラスとして初搭載。ディファレンシャル・ロックのスイッチまわりのデザインが再設計され、ステアリングには最新世代のマルチファンクション仕様となる。機能面では、ARナビゲーションも採用されている。

快適装備では、キーレスゴー、ステアリング・ヒーター、ワイヤレス・チャージング、前席の温冷機能付きカップホルダー、ブルメスター3Dサラウンド・サウンド・システムを標準装備。ダイヤモンドステッチ付きのナッパレザー・シート、ナッパレザー・ダッシュボード、マイクロカット・ルーフライナーも備わる。



全モデルともにマイルド・ハイブリッド化

エンジンは、3.0リッター直列6気筒ディーゼル・ターボで、従来型の「G400d」よりも37ps/50Nm増強され、最高出力367㎰、最大トルク750Nmを発揮。20㎰(15kW)/200NmのISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を用いたマイルド・ハイブリッドを採用することで高効率化とパワーアップが図られた。

シャシーにはG400dではオプション設定だったアダプティブ・ダンピング・システムを標準化。ボディにはBピラーとCピラーの間やフロアに吸音材を追加することで快適性を高めている。



G63はAMGナイトパッケージを装着

AMGモデルの「G63」のエクステリアは、縦方向のフィンのパナメリカーナ・フロント・グリルに同じく縦型フィンのフロント・バンパ―・グリル、AMGのエンブレムであるクレストデザインのボンネット・バッジ、シルバークロームのAMG燃料給油口キャップを装着。さらに「AMGナイトパッケージ」が標準装備され、ヘッドライトやフロント・ウインカー、リヤ・コンビネーション・ランプがスモーク仕様となる。また、ドアを開いたときに地面に投影されるブランドロゴ・プロジェクターライトがAMGクレストデザインになった。



AMG専用装備が充実


インテリアは、最新デザインのAMGパフォーマンス・ステアリングをはじめ、ダイヤモンドステッチ付きナッパレザー・シートやナッパレザー・ダッシュボード、マイクロカット・ルーフライナー、ナッパレザー・ルーフハンドルを装着。AMGドライブ・コントロールスイッチや、運転席前及びインパネ中央のディスプレイに専用の表示やメニューなども用意されている。



585ps+21psのISG付き4.0リッターV8

エンジンは、4.0リッターのV型8気筒ツインターボが搭載され、最高出力585㎰、最大トルク850Nmを発揮。48V電源を用いたマイルド・ハイブリッドのISGにより20㎰(15kW)/200Nmのモーターによる駆動アシストを加えることで、0-100km/h加速を4.4秒でクリアする。

また、Gクラス初採用の「AMGアクティブ・ライド・コントロール・サスペンション」を標準装備。オンロードとオフロードともに性能の向上を図った。

価格は、G450dローンチ・エディションが2110万円、AMG G63ローンチ・エディションが3080万円となっている。



文=塚田勝弘

(ENGINE WEBオリジナル)

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