雑誌『エンジン』の大人気企画、「ENGINE HOT 100」。オリンピックイヤーの今年は「新時代のトップランナー」というテーマもプラスして、34人のモータージャーナリストのHOT100委員が「今身銭を切ってでも欲しいクルマ」を選んだ。まずはその委員たちが選んだ2024年の「マイHOT20」を公表する。モータージャーナリストの西川淳さんが選んだいま欲しい20台はこれだ!
自分の欲望だけをストレートに反映
顔の見えない読者の皆さんにオススメできるモデルと、ある程度付き合いのある知人友人にプッシュするモデル、自分で買ってガレージに収めてみたいと思うモデルとは必ずしも一致しない。本誌のこの企画は自分の欲望だけをストレートに反映できる数少ない機会だ。というわけで今回も“今この瞬間に欲しいと思うベスト20”を選んだ。5分後には変わっているかもだけど。
20位 ジープ・ラングラー(PHEV含む)
似合う男に憧れる。駆ければマッチョなマルボロ男になった気分。好き嫌い、飽きる飽きないを超えたスタイル。安いうちに買っておけばよかった。
19位 ランドローバー・レンジローバー・スポーツ
とにかくレンスポSVのアシに惚れた。オフからサーキットまでハイレベルにこなす。それでいてスタイルにはフォーマルさが残され日常使いに重宝しそう。
18位 ランドローバー・ディフェンダー(全て)
価格よし、デザインよし、街乗りよし、長距離よし、オフ走行もちろんよし。五拍子揃ったSUVなどそうそうない。背徳のV8ショート狙いで。
17位 ケータハム・セブン(170、340含む)
クルマ運転好き永遠のアイドル。身体がほぼクルマになるようなドライブ感覚を、新車で味わうことなどセブン以外ではありえない。人生一度は乗るべき。
16位 ロータス・エミーラ(V6含む)
本当に最後のロータス製エンジンカーになるのだろうか。ファンとしては悲しき記念のモデルに。V6MT仕様はその歴史との繋がりを心から楽しめる一台。
15位 ベントレー・コンチネンタルGT(コンバーチブル含む全て)
フルモデルチェンジしたとはいえW12を積んだ最後のモデルに敬意を表さずにはいられない。工業製品としての完成度の高さもこの界隈では最高の部類。
14位 シボレー・コルベット(コンバーチブル、Z06含む)
ミドシップ化を嘆く向きもあるが、それはそれ。良いリアミドエンジンカーであることは間違いなし。GTとしても使える。今買うならV8NAのZ06がいい。
13位 日産GT-R(NISMO含む)
本企画にこれまでリストアップし続けてきた唯一のモデル。もうそれだけで日本遺産。21世紀最高の日本車の一台。最後のモデルを記念に乗っておきたい。
12位 ランボルギーニ・ウラカン(スパイダー、ステラート含む全て)
最後のV10NA、というだけで食指が動く。独特のサウンドも今となってはノスタルジーだ。ボディサイズもほどよく、気軽に乗れる。二駆のテクニカ一択。
11位 ロールス・ロイス・スペクター
これぞマジックライド。今、世界で最も乗り心地の良いクルマ。それでいてかっ飛ばしても重量バランスの良さが光る。ロールスはBEVで正解だと思わせた。
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