2024.10.03

CARS

ジムニー風のフロント・グリルでライバルを撃墜 新型スズキ・スペーシア・ギア登場

スズキの軽スーパーハイト・ワゴン、「スペーシア」をベースに内外装をSUV風味に仕立てた「スペーシア・ギア」がフルモデルチェンジ。2世代目へと進化を遂げた。

第3のスペーシア

初代は、標準仕様と精悍な内外装を持つ「カスタム」に続く、第3のモデルとして2018年に登場。昨今のSUVブームの後押しもあり、標準仕様やカスタムといったほかの2モデルに勝るとも劣らぬ人気を博す。「三菱デリカ・ミニ」や「ダイハツ・タント・ファンクロス」といったライバルが早々と登場したことが成功の証と言えるだろう。



さらにSUV色を強める

新型スペーシア・ギアの外観は先代のイメージを踏襲している。丸型ヘッドライトで、無塗装もしくはグレー系の樹脂パーツを多用することで、SUVテイストに仕立てている点も変わらない。

目新しいのはフロント・グリルで、ジムニーを彷彿させる太めの縦桟を持つクローム仕上げの新デザインが採用された。さらに、前後バンパーの下部に施されたアンダーガード風の処理を加えるなど、SUV色がさらに濃厚になっている。サイドのガーニッシュに装着された「GEAR」のロゴが加えられたのも新型のトピックスだ。



細かいアイテムで差別化

インパネをはじめ内装は外観ほど大きな変更ないものの、シート表皮のデザインを変更するとともに撥水加工とオレンジのステッチを加えたほか、メーターにも専用の表示デザインを採用。さらに、インパネやドアに濃緑のカラーリングを施すなど、ほかの2モデルとの差別化が図られている。また、ステアリングにはヒーターが標準となるのもギアならではの装備だ。

もちろん、ギア専用の装備以外に関しては、荷物が滑り落ちるのを防ぐ役割も兼ね備えるオットマンを内蔵した後席や豊富な小物入れなど、高い利便性をほかの2モデルからしっかりと受け継いでいる。



2つのマイルド・ハイブリッドを設定

エンジンやシャシーなど、走りに関する部分は標準仕様やカスタムから大きな変更はない。0.66リッター直3エンジンは自然吸気とターボ・モデルの2タイプで、どちらもベルト駆動のモーターを備えたマイルド・ハイブリッド機構付き。変速機はCVTのみで、両仕様ともに前輪駆動と4WDが選べる。

ラインナップは自然吸気エンジンの「ハイブリッドHZ」とターボ仕様の「ハイブリッドHZターボ」の2グレード。自然吸気エンジンとターボ・エンジン仕様で若干装備が異なるものの、装備内容は基本的に同一思っていいだろう。



ボディ・カラーは6色の2トーンを含む全9色

ボディ・カラーはルーフまわりがガンメタリックとなる2トーンが6色、モノトーンが3色の計9パターン。アウトドアで映える鮮やかな色が多いのが特徴となっている。

価格は、195万2500円~215万7100円。



文=新井一樹(ENGINE編集部)

(ENGINE WEBオリジナル)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement