移ろいゆく時の美しさがここにある！ ザ・シチズン の新作は、土佐和紙を使用した文字板と先進の技術に注目！

ザ・シチズンより、移ろいゆく美しき自然の景物を文字板の中に閉じ込めた『Iconic Nature Collection（アイコニック ネイチャー コレクション）』が登場！　「花鳥風月」をイメージした限定モデルに、「風」と「月」にフォーカスした2モデルが新たに追加された。

Iconic Nature Collectionとは？

『アイコニック ネイチャー コレクション』は、文字板には独特の風合いを持つ土佐和紙に、多層に印刷を施した上板を重ねることで、美しき自然の景物を繊細なカラーグラデーションと特徴的なパターンで表現したコレクションだ。

ご存知のとおり「花鳥風月」とは、美しい自然の風景や、それを重んじる風流な心を意味する四字熟語。四季の移ろいがあるところに美を見出す感覚は日本人ならではの感性であり、歳を重ねるとともに「花 鳥 風 月」という言葉の順番通りに自然と接するようになるとされてきた。

そんな日本人特有の「花鳥風月」の美意識にフォーカスした、メイド・イン・ジャパンならではの時計が表現する美しき世界を見ていこう。

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01 風
自然の芸術「砂紋」をモチーフ

こちらのモデルは「風」にフォーカスしたモデル（AQ4100-65H）。



砂漠や砂丘に見られる、風と砂が織りなす美しい自然の芸術「砂紋」をモチーフに、ブルーグレーのグラデーションが美しい文字板は、砂の模様に陰影を出し奥行きある世界を表現している。

独自の光発電技術「エコ・ドライブ」と土佐和紙

『アイコニック ネイチャー コレクション』は、定期的な電池交換が不要のシチズン独自の光発電技術「エコ・ドライブ」で、年差±5秒という高精度を誇るムーブメントを搭載。文字板の下にソーラーセルを配置するため、光の透過率を確保する必要がある。


▲ 搭載するキャリバーA060。シチズン独自の光発電技術「エコ・ドライブ」は、太陽光や室内のわずかな光を電気に換え、時計を動かしつづけるシチズン独自の技術。一度フル充電すれば、光のないところでも長時間動き続けるため、定期的な電池交換の必要がない。

そこで選ばれた素材のひとつが、光を透過させつつ、文字板で自然の美しい世界を表現できる素材となる「土佐和紙」だ。グラデーションや多層に印刷を施した上板と和紙を重ねることで、美しい自然の景物が持つ繊細なトーンの変化を描き出すことを実現した。
 
和紙文字板（土佐清帳紙）

光を透過させながら美しい風合いを可能にする素材として、The CITIZEN の「エコ・ドライブ」文字板に使用される「土佐和紙」は、千年以上の歴史を持つといわれている。



モデルによって、異なる種類の「土佐和紙」を採用、それぞれの個性をより一層際立たせている。

「風」にフォーカスしたモデルは、砂紋の規則的な波状の起伏を表現すべく、簀の目（すのめ）と呼ばれる独特の模様が見せる風合い豊かな手漉きの「土佐清帳紙」（写真上右側）を採用している。また、「月」にフォーカスしたモデルは、やわらかな風合いの「典具帖紙（てんぐじょうし）」（写真上左側）を採用。

いずれも光が当たった際に繊細なパターンがさりげなく浮かび上がる仕様となっている。

※土佐清帳紙文字板について詳しく知る


 

AQ4100-65H
世界350本限定　44万円（税込）

【 スペック 】
●動力＝光発電エコ・ドライブ
●精度＝±5秒／年　
●持続時間＝光発電約1.5年(パワーセーブ作動時)
●防水性＝10気圧防水
●文字板素材＝土佐和紙（土佐清帳紙）
●ケース・バンド素材＝スーパーチタニウム™ ※デュラテクトプラチナ（ライトシルバー色）
●ケースサイズ＝ 横 38.3mm、厚さ12.2mm
●ガラス＝デュアル球面サファイアガラス（クラリティ・コーティング）

◆『Iconic Nature Collection』特設サイト はコチラ！◆

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02 月　
霞んで空に浮かぶ「朧月」がモチーフ

自然の景物の中から「月」にフォーカスしたモデル（AQ4106-18X）。靄（かすみ）に包まれ、ほのかに霞んで空に浮かぶ「朧月」を表現した文字板となっている。



文字板には極薄で独特の風合いを持つ土佐の「典具帖紙（てんぐじょうし）」を採用している。古くから日本の絵画に多く用いられる「エ霞文（註）」を文字板に取り入れることで、暗闇の空に霞んで浮かぶ「朧月」の月明かりの美しさを表現している。

※註＝エ霞文（えがすみもん）とは、片仮名の「エ」の字に似たパターンの中に、亀甲や七宝などの吉祥文様が配された文様。

山羊革バンド（茶利八方革）を採用

また、「月」にフォーカスしたモデルは、ケースに滑らかな黒色のデュラテクトDLCを施したスーパーチタニウム™、バンドはザ・シチズンの新たな試みとして採用された「茶利八方革（ちゃりはっぽうがわ）」を採用、幻想的な文字板をさらに魅力的に惹きたてている。



植物タンニンで鞣された山羊革「茶利革」に、縦横斜めからの手揉み「八方揉み」を繰り返し行い、表面を隆起させることで深い凹凸をもたらした革で、立体的なシボと柔らかさを併せ持つのが特徴となっている。



AQ4106-18X
世界350本限定　42万9000円（税込）

【 スペック 】
●動力＝光発電エコ・ドライブ
●精度＝±5秒／年　
●持続時間＝光発電約1.5年(パワーセーブ作動時)
●防水性＝10気圧防水
●文字板素材＝土佐和紙（典具帖紙）
●ケース素材＝スーパーチタニウム™ ※デュラテクトDLC（ブラック色）
●ケースサイズ＝ 横38.3mm、厚さ12.2mm
●ガラス＝デュアル球面サファイアガラス（クラリティ・コーティング）
●バンド＝山羊革（茶利八方革）

◆『Iconic Nature Collection』特設サイト はコチラ！◆

こうして「花」「鳥」「風」「月」にフォーカスした4モデルがラインナップされた。以下、4月に発売された2モデルも併せて紹介していく。

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「花」「鳥」にフォーカスした２モデルはコチラ ！


▲　和紙文字板（土佐和紙「典具帖紙」）／スーパーチタニウム™／ワニ革バンド（LWG認証）。世界300本限定　40万7000円（税込）

「花」にフォーカスした鮮やかな色彩の文字板のモデル（AQ4100-22W）。

「紫陽花」が色づいていくその瞬間の色合いを切り取り、伝統の吉祥文様である「七宝（しっぽう）繋ぎ」の中に花模様を加えた独自のパターンで表現している。

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▲　和紙文字板（土佐和紙「典具帖紙」）／スーパーチタニウム™／ワニ革バンド（LWG認証）。世界300本限定　42万9000円（税込）

こちらは「鳥」にフォーカスしたモデル（AQ4106-00W）。ザ・シチズンのシンボルでもある鷲のなかでも、「ゴールデンイーグル」と形容される「イヌワシ」をモチーフにしている。

上昇気流に乗って優雅に風に舞う情景を文字板に表現。ケースには華やかなサクラピンクのデュラテクト加工を施しているのが特徴だ。

今回、コレクションにラインナップされた「風」と「月」が加わり、 「Iconic Nature Collection」が揃った。いずれも時間の流れや季節の移ろいを感じさせる――、メイド・イン・ジャパンならではの4モデルである。


問い合わせ／シチズンお客様時計相談室 Tel.0120-78-4807
（受付時間 9:30～17:30 祝日を除く 月～金）

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写真=岡村昌宏　構成・文=小林尚史

（ENGINE WEB オリジナル）