エンジン時計委員、野上亜紀のイチオシはこれ! ジャガー・ルクルト ポラリス・パーペチュアルカレンダー
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エンジン時計委員が、いま、腕元を彩りたい洒脱な1本をセレクト! 最新の腕時計でもトレンドはカラーダイアル。いま最も注目を集めているのは、微妙な色彩のいわゆるニュアンス・カラーだ。今回は新色のダイヤルが鮮やかなジャガー・ルクルトのポラリスを紹介する。
エンジン時計委員、野上亜紀のイチオシはこれ!
ジャガー・ルクルト ポラリス・パーペチュアルカレンダー
ラッカーによるグラデーション・ダイアルで新たな魅力を創出するジャガー・ルクルトの「ポラリス」コレクション。日付・曜日・月・西暦を表示する永久カレンダーと南北両半球のムーンフェイズを配したこの高度な複雑時計のダイアルを彩るのも、微妙な色合いが印象的なグリーンのグラデーション。ケースや針のピンクゴールドとのコントラストも絶妙だ。自動巻き。パワーリザーブ約70時間。ケース直径42mm、10気圧防水。814万円。

鮮明に記憶に残る“美しい”腕時計
ほかの皆さんもそうだと思うのだが、リコメンドモデルを決めるときは大体、撮影した写真を振り返りながら、決めることが多い。というのも、あらゆる角度から撮影した写真を見ると、実際に目にした時の記憶も鮮明に蘇るからだ。このモデルもまた、iPhoneのアルバムの中でひときわ輝いていた時計の一つだ。新色となるグリーンのグラデーション・ダイアルは、何層にも重ねたラッカーが生む奥行き感や、絶妙な質感が見事。温かみのあるピンクゴールドとのコンビと相まって、腕元をいつまでも愛でていたい欲求をも感じさせる(実際この原稿を書きながら、写真をニコニコと眺めている)。今年のジャガー・ルクルトは複雑機構搭載の「デュオメトル」シリーズが圧巻の新作であったが、こうした定番コレクションの拡充は実に嬉しいところ。あえて“美しい”と呼びたい、心に響くモデルを今年もきっと見せてくれるだろうという期待にルクルトは常に応えてくれるのである。
文=野上亜紀
(ENGINE2024年11月号)
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