頑固一徹、マツダのCX-80XD Exclusive Modeに試乗
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マツダが満を持してデビューさせた新フラッグシップ、CX-80の試乗会が、四国・徳島から淡路島を通って神戸までを往復するルートで開かれた。果たして、その乗り味はどうだったのか。エンジン編集部のムラカミがリポートする。
静かな室内マツダの新フラッグシップ、CX-80の試乗会は、徳島阿波おどり空港を起点に、まずはプレゼンテーション会場までの後席試乗から始まった。最初にくじ引きをして、私に割り当てられたのは、直4ガソリン+電気モーターのPHEV、直6ディーゼル+電気モーターのマイルド・ハイブリッド、直6ディーゼルのみのベース・モデルという大きく3つのパワートレインがあるうちのベースのXD。XDにだけは後輪駆動モデルもあるが、試乗車はすべて4駆で、私が引いたのは6人乗りのエクスクルーシブ・モードという豪華な内装を持つ1台だった。
その2列目のゆったりとしたレザー・シートにお尻をどっかりと下ろし、クルマが動き始めて、まず印象的だったのは、動き出しのスムーズさと室内の静かさだった。発進時にディーゼル・エンジンのゴロゴロという音がまったくしないのはもちろん、高速道路に入り、速度を上げていってもロード・ノイズや風切り音などの不快な音はまったく聞えてこない。隣のカメラマンと普通に話ができるのは当然としても、運転席に座るマツダのエンジニアとも、まったく身体を乗り出すことなく会話ができるのだから、かなりの静粛性の高さと言っていいだろう。
乗り心地も悪くなかった。魔法の絨毯の上を行くような振動ひとつないものではなく、むしろ、どちらかと言えば操縦性重視のちょっと硬めの脚だけれど、路面の荒れに対してしっかりと動いて、衝撃をいなしているのがわかる。だから、後席にいてもクルマとの一体感があり、決して不快ではない。さらに、試乗車にはオプションのガラス・サンルーフがついていたから開放感も抜群で、これなら3列目の住人になったとしても、閉塞感にとらわれることはないだろうと思った。
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