2024.11.21

CARS

運転が上手くなりたいなら、近道はスクールだ! 79回も続いているドライビング・レッスンの人気の秘密とは?

来年も運転上達を目指す方、愛車の走りをもっと味わいたい方のご参加をお待ちしています!

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79回目のエンジン・ドライビング・レッスンを開催しました。こんなに長く続いているドライビング・レッスンはなかなかありません(自画自賛)。人気の秘密は反復練習を重視するプログラムにあります。練習内容が同じだからこそ、前回と比べてどうか、タイムは早くなったのかなど、比較もできて尚且つ上達すると達成感もある! というわけです。

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ウェットのちドライ。絶好のドライビング練習日和となった10月3日のレッスンは、4人の初参加の方を迎えた25人で、愛車とじっくり向き合いました。エンジン編集部のムラヤマがリポートします!

雨はホントに練習になる!

今年の最後を締めくくるエンジン・ドライビング・レッスンを10月3日、いつもの筑波サーキットで開催しました。参加者は編集部から参加の2人を含めて25人。もうすっかり顔馴染みの方も、4人の初参加の方も、皆それぞれに愛車との対話を一生懸命に楽しみました。EDLは今回で79回目という恒例イベントですが、私は今回で8回目の参加。

コース1000走行のグループ分けで“チーム・ポルシェ”となったAグループの皆さん。先頭を走るのは992型GT3ツーリング・パッケージ。

午前中の天気は雨。ジムカーナ場にパイロンを並べたオーバル・コースで行う基礎練習の難易度がグンと上がります。パイロンに沿ってインベタで走ろうとすると、ほんの僅かなジムカーナ場の高低差が、如実に挙動として現れるのです。一方のコーナーは上り、もう一方は下っているために、アクセル、ブレーキ、ステアリングの動かし方やタイミングを少しずつ変えないと、思い通りのラインを通れません。4つのタイヤのグリップを最大限引き出すべく、皆さんと試行錯誤を繰り返します。

オーバルでは「イーブン・スロットル」、「トレイル・ブレーキング」という、コーナリング姿勢を作る2つの手法を練習。デモ・ランで説明があるので初めてでも安心です。

次第に弱まった雨はお昼には止み、午後のコース1000はドライに。午前は雨でみっちり練習し、午後は気持ちよく快走できるという、絶好のレッスン日和になりました。

上手く走れると俄然楽しくなる

ところで、ドライビング・レッスンの参加車両はさまざまです。ポルシェばっかりではないか? と思うかもしれませんが、マツダ・ロードスターやアルピーヌA110も負けない人気ぶりです。クルマの性能や参加回数で決定する午後のチーム分けは、私は自身を含む4台のロードスターとホンダ・シビック・タイプR、BMW M135iと一緒でした。



コース1000の走行は、もちろん結果としてタイムが速い方が上手く走れているということになります。しかし、愛車を思い通りに操れるようになり、運転の楽しみを広げるのが目的のEDLでは、一発のタイムが大事なのではありません。今の周より次の周、さらにその次の周がより速くなるように心がけます。その結果、平均ラップ・タイムをベストに近づけるのが目標です。

さて、皆さんの結果を見てみましょう。33/33周目でベストが出たのはロータス・エヴォーラで参加のSさん。続いて、35/36周目がベストの911GT3のHさん。おめでとうございます! さて、参加8回目の私はどうだったか? 34/34周、初めて最終周でベストが出ました。しかも、これまでのEDL自己ベスト更新! の44秒870でした。4つのタイヤと地面とのグリップ感が今までよりずっと解像度高くクルマから伝わってくるように感じられて、また一つ、ステップ・アップできた気がします。今のクルマで初めて参加した昨年3月には48秒548でしたから、継続は力なりです。



エンジン・ドライビング・レッスンの後は、今や恒例となったじゃんけん大会を開催。本誌・永野編集長との勝負に見事、勝ち残った参加者に「フェッラーリF1リミテッド・エディション」が贈られた。フェッラーリ社は“イタリア・スプマンテの父”と呼ばれるジュリオ・フェッラーリ氏が1902年に北イタリア・トレントにて創業した名門ワイナリー。本国の大統領官邸をはじめ、国外のイタリア大使館での公式晩餐会でも供される“祝杯のワイン”として愛されている。またフランス以外のワイナリーとして初めて、F1(R)の公式パートナーに選ばれたことも大きなニュースとなった。筑波サーキットのコースを疾走した参加者にとっては、まさに最高のプレゼントとなったようだ。

来年も運転上達を目指す方、愛車の走りをもっと味わいたい方のご参加をお待ちしています!

文=村山雄哉(ENGINE編集部) 写真=神村 聖

(ENGINE2024年12月号)

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