2024.06.19

CARS

ほとんど「ポツンと一軒家」のロケみたい(涙) 四国・徳島の秘境サーキットでドライビング・レッスンを初開催! 忘れられない体験になった!!

徳島と香川の県境にほど近い山中にそのサーキットはあった。その名も「阿讃サーキット」。

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徳島と香川の県境にほど近い山中にそのサーキットはあった。その名も「阿讃サーキット」。むろん、阿波と讃岐の間にあるからだ。5月3日、その秘境サーキットで四国初のエンジン・ドライビング・レッスンが開かれた。エンジン編集長のムラカミがリポートする。

攻略が難しい秘境サーキット


徳島空港より高松空港からの方が近いと聞き、高松空港に降りてレンタカーで向かった阿讃サーキット。ところが、ナビには正確な位置が出て来ない。付近まで案内するというので、その指示通りに向かったら、途中から山道がどんどん狭くなり、最後は未舗装の林道に入って、なんと引き返すハメになったのには参った。それで再び別の舗装路、とはいってもまるでラリー・コースのような道を延々1時間以上走って山越えし、ついにサーキットの看板を見つけた時には、どれだけホッとしたことか。ところが、その先も、ほとんど「ポツンと一軒家」のロケに向かうような、対向車とすれ違うのさえ困難な山岳路をドキドキしながら走って、たまに出てくる看板を頼りに山頂付近まで上ったところに、その秘境サーキットはあったのである。



全長1005メートル、幅員8~12メートルのミニ・サーキットだが、高低差がかなりあって、攻略するのが容易ではないことが、コースを下見してすぐにわかった。山の上にあるのでとにかく景色がいい。眼下に山並みを眺めながら運転を楽しめるサーキットなんて、日本全国探しても、ここしかないのではないか。

さて、四国初のエンジン・ドライビング・レッスンに参加してくれたのは9人。今回は、午前中の半日だけのレッスンだったが、みなさんヘトヘトになるまでスポーツ・ドライビングを満喫してくれたようだ。以下、その声を紹介しよう。



「初めて走るサーキットだったので最高に楽しかったです。山の中の高低差の大きなコースで、タイト・コーナーもあって難しかったですが、技術の向上に役立ちました」(ケータハムで参加のTTさん)

「コーナーが曲がりくねっていてとても忙しく、直線で息を整える感じで走ってました。最初は突っ込みブレーキでしたが、修正を加えるとタイムが上がり、楽しく走れました」(アルピーヌのMYさん)

「サーキットを走り始めるきっかけとして最高の場でした。物理法則から操作の基本の解説、同乗走行、単独走行とバランスの取れたプログラムだった」(ポルシェのOHさん)

「荷重移動やタイヤのすべり量などの基礎解説からリード・フォローと同乗走行による体感まで、すべてが新鮮で楽しいドライビング・レッスンでした」(アルピーヌのITさん)



「同乗走行での講師のトムさんの操作が、私より常に早いタイミングでスムーズだったことがとても参考になりました」(コペンのMYさん)

「ほぼ初のサーキット走行でしたが、全開で走れるのは最高でした。今後も荷重移動を意識して走ります」(アバルトのMYさん)

「運転の奥深さ、難しさが身に沁みた。先生の教え方が良かった、本当に」(ロードスターのKKさん)

「凄くタイトなコーナーが多くて体力が必要でした。このサーキットに着くまでも、まるでラリー・コースでした」(アルピーヌのTKさん)

「想い出に残るサーキットでした。道中やコースのアスファルトの凸凹など(笑)」(ポルシェのIMさん)

ここに行っただけで、私にとっても忘れられない体験となりました。また開催します。ぜひご参加下さい。

文=村上 政(ENGINE編集長) 写真=大田中秀一



(ENGINE2024年7月号)

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