ハレの日には特別な時計を纏って……
“ドレッシーな気分”で出かけよう!
思い入れのあるクルマに乗り込んでステアリングを握った時のように、お気に入りの時計を腕に着けると「この先どんな時間が待っているのだろう……」と気分が高揚する。
そう、肌身に着けるタイムピースによって、これから過ごす時を思うフィーリングは大きく変わる。日々のルーティンを楽しくする、ハレの日をさらに盛り上げる、ちょっと倦んだ気分をポジティブに切り替える……気持ちを盛り上げる腕時計に共通するキーワードが、「ドレッシー」だ。
決め手は、デザイン。一瞬でドレッシーな気分にスイッチが入るような、言うならば“閾値を超える意匠”である。ファッションやライフスタイルに自分なりのこだわりを持つなら、時計についても魅力的なトリガーを秘めたルックスを重視したい。正統派ドレスウォッチのクラシカルな外観しかり、現代的に再解釈したスタイリッシュなネオヴィンテージ、計算し尽くされたクロノグラフのスポーティ・ルック、斬新な発想から生まれた“アートピース”と呼んでもいい刺激的なスタイリングなどはみなそうだ。
たとえばパテック フィリップの最新コレクション「Cubitus」。スリムでエレガントなスクエア・フォルムがドレッシーな気分をかき立てる。その独創的なデザインに触発されてエモーションは高まり、ファッションを整えてパーティの場へ、あるいはドライブへと出かけてみたくなるだろう。
さて、あなたをドレッシーな心持ちへと誘うのは、どんなデザインの腕時計だろうか。
パテック フィリップ
Cubitus 5821/1A
パテック フィリップ25年ぶりとなる新コレクション「Cubitus」は、これまでにないカジュアルでシックなスタイルをもったラグジュアリーウォッチ。縁が丸みをおびたスクエア型ケースは、縦サテン仕上げとポリッシュ仕上げのコントラストによってユニークなフォルムが際立ち、右のリュウズガードと左のシンメトリーなパーツも斬新なスタイリングを強調する。45mm(10~4時位置)のケースはやや大型だが、8.3mmと超薄型で装着感に優れる。水平エンボス模様のオリーブグリーン・ソレイユダイアルも、スポーティなデザインにマッチ。自動巻き。ステンレススティール、3気圧防水。653万円。水平エンボス模様を踏襲しているカフリンクスは106万円。
文=菅原 茂 写真=近藤正一 スタイリング=土田拓郎
(ENGINE2025年1月号)
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