2025.01.27

CARS

「最初は実感が湧かなくて、マジで俺のクルマかよ!?って感じでした(笑)」 若くしてポルシェ911カレラを買ったオーナー 嬉しさのあまり毎日乗ってます

ポルシェ911カレラとオーナーの関さん。

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エンジン編集部唯一の20代ムラヤマが担当する連載『若者だってクルマ好き!』。今回は、小学生でF1レーサーに憧れ、中高生ではロードレースで世界を目指した25歳の関拓真さん。彼はどうして、人生最初の愛車に2013年型ポルシェ911を選んだのだろうか。

ポルシェ911といえば、クルマ好きなら誰もが一度は憧れるスポーツカーのアイドル的存在だ。とりわけ自然吸気のボクサー6を持つ最後のカレラである991・1型のMTモデルとなれば、熱心なファンにとっては垂涎ものだろう。そんなクルマを、初めての愛車として迎えた幸運な青年がいる。コンサルティングファームに勤める関拓真さんだ。

アクア・ブルーのボディ・カラーが冬の澄んだ青空によく映えている。

「最初に買うクルマは、おじいちゃんになっても乗れるクルマを選ぶと決めていました。実用性があって、もちろん運転は楽しくて、デザインが美しく、色褪せないクルマ。それが991・1型カレラだったんです」

そんな関さんのクルマ好きの原点は、小学2年生の頃にあるという。

「年下の従兄弟と読んでいた乗り物図鑑で知ったのがフェラーリF40です。なんだこのかっけぇクルマは! というのが第一印象でした。それから必死に貯めたお小遣いでカーグラフィック誌のフェラーリ特集を買ったり、いろんな雑誌を本屋で立ち読みしたりしました。同時にF1も観戦するようになり、クルマ熱が高ぶっていきましたね。初めて2007年のベルギーGPをテレビで観てから将来の夢はF1レーサーで、サンタさんには何度もレーシング・カートが欲しいと手紙を書きました。届いたのはラジコンカーだったけれど」



カートに乗れなくても、とにかく速い乗り物に乗りたい! そう思い立って始めたのがロードバイクだ。

「高校生になってからは実業団のプロチームに入ってロードレースを走っていました。国内では入賞もして、やるからには世界一、ツール・ド・フランスを目指していたけれど、力が及ばず高3の冬に挫折しました。最後に乗っていたのはスペシャライズド・Sワークス・ヴェンジというマシンです。フレームが細身で、タイヤに沿って切り抜かれているところもある。随所に空力のために煮詰められたデザインの機能美が感じられるのは、憧れのスーパーカーにも通じる魅力だったと思います」

クルマの免許は大学2年生の2019年秋に、合宿免許で取得したそうだ。もちろんMTである。公道での運転にはすぐに慣れたという。

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