2025.01.27

CARS

「最初は実感が湧かなくて、マジで俺のクルマかよ!?って感じでした(笑)」 若くしてポルシェ911カレラを買ったオーナー 嬉しさのあまり毎日乗ってます

ポルシェ911カレラとオーナーの関さん。

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ひと月で6000km

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「とにかく運転が楽しくて、家のアルファードで走り回りました。はじめの月だけで6000km。友達と車中泊しながら東日本を一周したのも忘れられないです。自転車より速くて、エアコンもあって、音楽も聴ける。こりゃあ素晴らしいなぁって」

3ヶ月後、ひょんなことから関さんの家に念願のMT車がやってきた。

「家族皆でずっと憧れていた赤色のローバー・ミニ、最終期のインジェクション・モデルです。母もミニカーを集めるほど昔から好きでした」

以来、関さんが乗るのは決まってミニだったのは言うまでもない。

「4速までしかないし、乗り心地も良くない。すごく疲れるけど、とにかく面白くてたまらなかったんです」

グレーの内装色とのマッチングも素晴らしく、これも購入の決め手になったそうだ。

911を購入したのは社会人になって1年が経とうとしていた2024年5月のことである。

「就職したら、人生の最後まで乗れるクルマを1台目に買いたい!と思っていたのは学生時代からです。色々と調べて考えを重ねていくうちに、最後の自然吸気を積んだカレラのMT車だ! と固まったのは良いものの、条件が合うのが全然なくて」

991・1型カレラのMT車は、今では中古車市場で探すのが難しい大人気モデル。価格も高値安定だ。



「就職前から1年半も探し続けていたけれど、なかなか見つかりませんでした。でも僕はハードに働いて稼ぐ仕事だから、何年も貯金するより、早く手に入れたいという気持ちでした。体力もあるし、無理してでも今乗ることに価値があると思うんです」

やっと見つけたのがアクア・ブルーが鮮やかな今の愛車だ。ネットで見つけ、すぐに店に向かったという。

「対面して、うわぁ、すごいなぁと思ったな。色もきれいだし、迫力あるなぁって。その日はローン審査だけ出して帰りました。でも、他にも引き合いがあると聞いて、このチャンスを逃したらもう買えないだろうなと思いました。その日のうちに審査通過の連絡があり、翌日に試乗しに行ったらもう最後。高回転のクウォーン! という雄叫びに感激して。こんな音するのかよ! 買います!」



納車されたときのことは、今でもよく覚えているそうだ。

「最初は実感が湧かなくて、マジで俺のクルマかよ!? って感じでした(笑)。あまりに嬉しくて、しばらくは仕事終わりにも毎日乗って、あっという間に半年で1万km。売ることは考えていないから距離は気にしていません。海外旅行に行ったときは3日目には911が恋しくて帰りたくなりました(笑)。これからもずっと、乗り続けていきたいです」

文=村山雄哉(ENGINE編集部)写真=牧田良輔

◆大人気企画「若者だってクルマ好き!」の連載一覧はこちら!

(ENGINE2025年2・3月号)

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