2025.01.14

CARS

昔懐かしい電器屋さんのサニトラをスズキ・キャリイで再現 チンスポ&アルミホイールで走り屋仕様に

東京オートサロン2025では自動車メーカーだけでなく、チューニングやドレスアップを手掛けるメーカーやショップが数多く出展し、多くのカスタマイズ・カーを展示している。その中で横を通った人が必ず足を止めて写真を撮っていたのが、「ナショナル」カラーにカラーリングされた軽トラックのスズキ・キャリイだ。

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ナショナル坊やも再現

高度成長期の街中にはこんなトラックがいっぱい走っていたなあ、と思い出させるレトロな雰囲気に溢れたモデルにスズキ・キャリイを仕上げたのは「フュージョン」。なんといっても、ナショナル・カラー(といっても日本を象徴する日の丸カラーじゃないですよ)にカラーリングされたボディ。昔のナショナル・マークはもちろん、当時のキャラクターである「ナショナル坊や」のイラストもしっかり再現されている。



サニトラ風のフロント・マスク

昔のクルマらしさを感じさせる決め手となっているのがクルマの目ともいえるヘッドライト。今はさまざまな形状のヘッドライトがあり、デザインの特徴となっているが、昔は丸か四角、2灯式か4灯式しかなかった。その限られた要素のなかでデザインを競っていたのだ。

フュージョンのキャリイは丸目2灯式のヘッドライトを採用。グリルは横長の四角で、このグリルとライトの組み合わせは、見まごうことない「日産サニー・トラック」の表情だ。1970年から80年代にかけて富士スピードウェイで開催されていたマイナーツーリング・レースで2代目サニーが活躍した時代、2代目サニーをベースにしたピックアップトラックの「サニー・トラック」(通称サニトラ)をスポーティに改造するのも大流行していたのである。

サニトラ改造の決め手であったフロントのチン・スポイラーもしっかり装備。ホイールは星形ホイールのコーリンプロジェクトの「スターシャーク」。車高はオリジナルの車高調により50mm程度ダウンされている。



文、写真=諸星陽一

(ENGINE WEBオリジナル)

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