最速・最強のゴルフ“R”が、ハッチバック、ヴァリアントともども東京オートサロン2025でジャパン・プレミア！

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東京オートサロン2025のプレス・カンファレンスでアンヴェールされるフォルクスワーゲン・ゴルフR。一緒に登壇したのはフォルクスワーゲン・ジャパンのブランド・ディレクター、イモー・ブッシュマン氏。

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フォルクスワーゲン・ジャパンは幕張メッセで開催された東京オートサロン2025で、2024年6月に欧州で発表された新型「ゴルフR」および「ゴルフRヴァリアント」を、日本で初めて披露した。

始祖は4代目ゴルフのR32

ゴルフをベースとするホットハッチの始祖ともいえる「GTI」とともに、走行性能と実用性を高い次元で両立してきたのがRシリーズだ。その始まりは2002年の第4世代ゴルフをベースとする「R32」まで遡る。車体サイズに見合わないとびきりパワフルな心臓部と、前輪駆動であるGTIとは異なり4輪駆動となるドライブトレインは、以来ずっと受け継がれてきた。

すでに30万台を販売

会場で登壇したフォルクスワーゲン・ジャパンのブランド・ディレクター、イモー・ブッシュマン氏によれば、R32およびRシリーズの世界累計販売台数は30万台を超えているという。日本市場においても、2003年に導入がはじまったR32とその後のRシリーズは、2024年11月までにトータルで1万1800台弱が販売されている。

マイナーチェンジで進化した新型ゴルフRは、ニュー・デザインのLED式ヘッドライトやテールランプ、クロームのデュアル・エグゾースト・エンド・パイプ、光るフォルクスワーゲン・エンブレム、ルーフ後端のリア・スポイラーを採用。さらには専用の18インチまたは19インチ・アルミホイールに加え、新しいバンパーおよびベンチレーション・グリルを備える。

似ているようできっちり差別化

フロント・マスクは新型ゴルフGTIと共通のデザイン・テーマを採用しており、一見同じように見えるのだが、ゴルフRはよりアグレッシブかつエッジが効いた仕上がりだ。

ハニカムのバンパー・グリルとその周囲が無塗装の樹脂となるGTIに対し、開口部がさらに大きく、より尖ったスタイリングとなるのがゴルフRの特徴だ。バンパーもゴルフGTIに比べ、上部に左右ライトから連なるようにプレス・ラインが入るなど、別物となっている。

インテリアも歴代ゴルフRと同様に、バケット・タイプの“R”ロゴ入りの大振りなフロント・シート（ファブリック＆マイクロ・フリースおよびナパ・レザーの2種類を設定）と、ステアリング・ホイールに大型のパドル・シフトを装着。さらにドライバー正面の10.25インチ液晶ディスプレイには、スポーツ・モードとレース・モード選択時にR専用のグラフィックを表示する。

歴代ゴルフR中、最速＆最強

新型ゴルフRのパワーユニットは、歴代でもっともパワフルだった先代の20周年記念モデル、「ゴルフR 20 Years」に比べてもさらにチューニングが引き上げられている。2リッター直列4気筒ターボ・ユニットは最高出力333ps/5600-6500rpm、最大トルク420Nm/2100-5500rpmを発揮。0-100km/h加速は4.6秒（ゴルフRヴァリアントは4.8秒）をマークする。

7段のデュアルクラッチ式自動MTを介して4輪を駆動するが、さらに左右後輪のトルク配分を調整可能なトルクベクタリング機構、電子制御式ディファレンシャル・ロック、ダンパー減衰力、ステアリング特性を含めて統合制御しており、シャシー・ダイナミクス性能もまた、大幅に引き上げている。このシャシー関連の能力向上に関しては、ニュルブルクリンクにおける走り込みも大きく影響しているようだ。

上位グレード、“アドバンス”も投入

日本仕様のラインナップは5ドア・ハッチバックのゴルフRと、ワゴンのゴルフ・ヴァリアントRの2モデル。いずれも右ハンドルで2ペダルのみとなる。さらにゴルフR、ゴルフRヴァリアントともに1本あたりわずか約8kgという軽量な19インチ・ホイールや、レザー・シートが標準装備となる上位グレード、“アドバンス”も投入される。

発売は2025年1月下旬。価格はゴルフRが704万9000円、ゴルフRヴァリアントが712万9000円〜。アドバンスはそれぞれ40万円高の744万9000円と752万9000円になる。