2025.01.16

CARS

目的は日本のクルマ好きと語り合うため アメリカの産まれの左ハン・ハチロクを日本に持ち込みオートサロンに展示

3日間の開催で2024年よりも1割以上多い25万8406人の参加者を集めた東京オートサロン2025。会場内で何か違う雰囲気を持つハチロク(AE86型カローラ・レビン)があるなと近づいて見ると、それは左ハンドル・モデルであった。「リコ・スタイル」の名で活動するアメリカン・クールガイのAE86を紹介しよう。

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商品の宣伝が目的ではない!?

オートサロンに展示される多くのクルマは、メーカーやショップがチューニング・パーツやチューニング・メニュー、ドレスアップ・アイテム、メンテナンス用品などといった自分たちの商品を装着し、アピールするために出品されている。今では自動車メーカーもオートサロンを利用することも多くなった。



終わったらアメリカに持って帰る

そうしたなか、異色の展示を行っているのがアメリカからやってきたリコ・スタイル。この金色のハチロクを展示する理由は商品の宣伝ではなく、「カスタム・カー作りは楽しい。国境を越えて人種を問わずに会話を生むことを示したい」というもの。もう脱帽である。これぞ本当のオートサロンの姿ではないだろうか。

アメリカで入手した左ハンドルAE86を日本式のチューニング・スタイルでまとめて、わざわざ日本に運んでオートサロンに出品した。ショーが終わったらアメリカに持って帰るという。



日本らしさとアメリカンが融合

エンジンはEFI(電子制御燃料噴射装置)からミクニ・ソレックスの44φキャブレター仕様に変更。さらにドライサンプ化されている。脚まわりはガレージ・アネックスのモノを装着し、LSDはカーツの2wayを使用。ホイールはコーリンプロジェクトのロングチャンプ(ロンシャン)で、タイヤは前後共に155/55R14と資料にあるので、相当引っ張ってホイールフィットさせているのだろう。

外装はレビン顔になっているが、アメリカ仕様のAE86はリトラクタブル式ヘッドライトのトレノ顔なので、レビン仕様にコンバージョンしている。内装に目をやるとじつにシンプルな作り。公道での使用よりも競技用マシンを目指したのは明らかで、メーター類などはすべてセンターコンソール部に移動。それでいて、ステアリングとシフトノブはウッドだ。これがアメリカンなのかもしれないが、このクルマにはやたらと似合っているのである。



文、写真=諸星陽一

(ENGINE WEBオリジナル)

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