大事なのはサイズ感　エンジン時計委員、細田雄人のイチオシ　「シャネルボーイフレンド」は男女でシェアできるオシャレなアイテム

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シャネルボーイフレンド／クォーツ。ベージュゴールド、ケースサイズ縦34.6×横26.7mm、30m防水、キルティングパターンのカーフスキンストラップ。261万8000円。

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エンジン時計委員会が新しいトレンドとしていま注目しているのが「ジェンダーレス・ウォッチ」だ。大径ケース、カラフル文字盤とここ最近の流行りが一段落したいま、新たに注目されているのが静かなる豪奢＝「クワイエット・ラグジュアリー」と「ジェンダーレス」のキーワードだ。

ケースは逆に小径化し、メンズ・レディースの区別を表示しなくなったブランドも多い。それはすなわち時計の楽しみ方がより広がったことを意味している。ではまずはこの一本を紹介しよう。

ステンレススティール・ケース、ブラックスピネルカボション付きリュウズのミディアムモデルは80万8500円。問い合わせ＝シャネル（カスタマーケア）Tel.0120-525-519

ステンレススティール・ケース、ブラックスピネルカボション付きリュウズのミディアムモデルは80万8500円。問い合わせ＝シャネル（カスタマーケア）Tel.0120-525-519

エンジン時計委員、細田雄人のイチオシはこれ！
シャネルボーイフレンド

2015年に誕生。オパールホワイトギヨシェダイアルの6時位置に日付表示、リュウズにオニキスをあしらう、H6588が細田さんの推し。

ストラップはインターチェンジャブル仕様で簡単な操作で付け替えが可能。クォーツ。ベージュゴールド、ケースサイズ縦34.6×横26.7mm、30m防水、キルティングパターンのカーフスキンストラップ。261万8000円。

老若男女、誰にでも薦められる

このテーマで時計を選ぶのは楽しい半面、非常に難しい。

せっかくジェンダーレスを謳うのならば、自分が着けたいだけでなく、他の男性にも女性にも胸を張って薦められる時計を選択したいからだ。

その意味でシャネル「ボーイフレンド」は最善の選択ではないか。

どこか柔らかい印象を与えるベージュゴールドを纏い、キルティングパターンのストラップを組み合わせるボーイフレンドは老若男女を問わず、手首のうえで映えること間違いなし。

加えてシャネルならではのアイコニックな意匠を持つ同作は、時計に興味がない人でも所有する満足感に包まれることだろう。

スクエアケースにシンプルな2針の組み合わせは、口うるさい時計愛好家にこそ評価される構成だったりもする。

オタク的には手巻きノンデイトのラージモデルを選びたいところだが、時計のキャラクターや今回のテーマを考えたら、グッと堪えてクォーツ＋日付表示のミディアムモデルを推そう。こっちの方がサイズ感も“オタク好み”だし。

（ENGINE2025年4月号）

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