2025.05.05

LIFESTYLE

90年代伝説のフレンチ「レストラン西洋銀座」 がカムバック! フード・ライターの小松めぐみが見つけた注目のお店

「レストラン西洋銀座」料理長を務めるのは、「ホテル西洋銀座」のメインダイニングのシェフとして活躍し、閉館後も都内の名店で研鑽を積んだ加藤寛氏。

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惜しまれつつ閉館した名門ホテルのフレンチが、東京で復活した。1990年代の華やかな外食シーンを思い出しつつ満喫してみては? フード・ライターの小松めぐみがリポートする。

往年の名店の風格を満喫

銀座では、2013年に惜しまれつつ閉館した「ホテル西洋銀座」のフレンチが、「レストラン西洋銀座」として約10年ぶりに復活した。往時の趣を漂わせる大理石のエレベーターホールを抜けると、テーブルにはかつて使われていたショープレートやクリストフルのカトラリーが並び、懐かしさが押し寄せる。

料理長を務めるのは、「ホテル西洋銀座」のメインダイニングのシェフとして活躍し、閉館後も都内の名店で研鑽を積んだ加藤寛氏。

ホテル時代から人気の「温かい自家製スモークサーモン」は数量限定のオプションメニュー(+1815円)。分厚いサーモンは約40g。ディルクリームをつけたり、ライムを絞って召し上がれ。

厚切りのノルウェーサーモンを低温でじっくり温めた「温かい自家製スモークサーモン」など、ホテル時代の味を継承し、素材の持ち味をシンプルに活かすことを得意とするシェフだ。

「フォアグラとマンゴーのガトー仕立て」などの新作も組み込まれたコースは、伝統とモダンがさりげなく融合したエレガントなスタイル。かつての常連客の要望に応えて名物のデザートワゴンも再登場した。

素材を活かしたシンプルな料理や、消化の負担が軽い「水のフレンチ」は、90年代に美食を満喫した大人世代にうってつけ。往年の名フレンチの復活を喜びたい。

文=小松めぐみ(フード・ライター) 写真=田村浩章

大きな窓が特徴的な店内は26席 。入口から客席まではバリアフリー。個室2室(室料4400円~)。2023年9月オープン。●東京都中央区銀座6-8-3銀座尾張町TOWER 9F TEL.03-6280-6570 https://seiyoginza.jp/

■レストラン西洋銀座

大きな窓が特徴的な店内は26席 。入口から客席まではバリアフリー。個室2室(室料4400円~)。2023年9月オープン。
●東京都中央区銀座6-8-3銀座尾張町TOWER 9F TEL.03-6280-6570
https://seiyoginza.jp/

(ENGINE2025年5月号)
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