2025.07.06

CARS

保護犬だった愛犬ロビンとキャンピングカーで日本一周! ジャック・ラッセル・テリアとハイマー・エクシスで2周目に挑戦中

一昨年、2代目のキャンピングカーを手に入れた植野 淳さんは、奥様と愛犬ロビンとともに、2周目となる日本の旅をしている。

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愛犬とキャンピングカー

「毎年、ジャパンキャンピングカーショーというイベントは大盛況で、キャンピングカーの購入目的が“愛犬と旅をするため”というオーナーが圧倒的に多いそう。キャンピングカーのディーラーさんは“御犬様に足を向けて寝られませんよ”と言っています(笑)。犬を飼っていると宿泊施設が制限される。ペットホテルに預けるのもかわいそうだし、ペット同伴可のホテルは他の犬や飼い主にも気を遣うのが現実。となると、犬好きにとって、キャンピングカーの旅が一番快適だよね」

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以前のキャンピングカーは、スロベニアの老舗ビルダー、アドリアモービル社製で、車体後部に居室を架装する“キャブコン”と呼ばれるタイプ。2019年に購入し、全国一周(沖縄以外)をしたのだそうだ。



「新しいキャンピングカーはドイツのビルダー、ハイマー社製のエクシスというモデル。前のアドリアのものと同じく、ベース車両はフィアットの大型商用バン、デュカトです」

実際に見てみると、ハイマー・エクシスは、とにかく長い!

「以前のアドリアの特徴はリアのベッドが70cmスライドアウトする(外に伸びる)こと。伸縮にかかる時間は30秒くらいで、それ自体はたいした時間ではなかったけれど、わざわざ車外に出て、後方を確認したり、ベッドまわりを片づけたり、時間がかかる。それが毎日となるとけっこう面倒でした」

リアのベッドは広々としたツインベッド。ベッド下収納も充実。

そこで新たに選ばれたのが、ハイマー・エクシスだった。

「ボディサイズは全長6.6×全幅2.2×全高2.8m。収納量も格段にアップしたし、以前から課題だった、エアコンも設置しました」

天井に備えられたルーフ・エアコンは米国のDOMETIC社製。日本で販売されたハイマーのキャンピングカーとしては初めて搭載されたという。

たしかに天井をみると、ルーフ・エアコンがついている!

「家庭用エアコンだと、収納が減るし、見た目もすっきりしない。ここ数年でポータブルバッテリーが格段に進化したので、ルーフ・エアコンを特注しました。屋根にはソーラーパネルもあり、電力を自給自足できるオフグリッドが理想です」

特に夏場は車内が暑くなるため、エアコンがあると本当に快適なのだそうだ。そもそも犬は暑さに弱く、熱中症になりやすい体質。植野さんのいう快適=ロビンがいかに快適に過ごせるかということなのだ。

「いつも温泉、道の駅、RVパークを目指して出かけていく。ロビンは留守番が大嫌いなので、夫婦で時間をずらして温泉に行くようにしています。以前、ロビンを車中に残して出かけて戻ってきたら、車内が羽根だらけ。留守番させられたロビンが羽毛布団をめちゃくちゃに……」

そんなハプニングもありながら、植野さんは愛犬とキャンピングカーの旅を愉しんでいる。

「春には四国や九州を旅しようと思っていて。(小林君)一緒に行く?」

ぜひお供させてください! と即答しつつ、「来世は植野さんちの犬に生まれたい」と切に思うのでした。あぁ、ロビンが羨ましい。

文=小林尚史(ENGINE編集部) 写真=宇田川淳

(ENGINE2025年5月号)

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